ピアノにもPDCAサイクル③ Plan 計画
PDCAの4番目の文字Aは、ActのAです。
Act = 改善
辞書でActを引くと、「改善」という訳は載ってないのですが、PDCAサイクルではActを「改善」としているようです。
このステップでは、これまでのステップでやってきたことを踏まえて、次なるアクションを考えます。前のステップ、Check(評価)で、達成できたプロジェクト、達成できなかったプロジェクトを洗い出してるので、それを踏まえて、今後の課題につなげていきます。
達成できたプロジェクト
- PDCAサイクルはここで終了し、次の新たなるプロジェクトを考える
- 良かった点は継続して、さらなる改善を目指してPDCA2周目に入っても良い
達成できなかったプロジェクト
- 悪かった点の改善策を検討し、新たなるPDCAサイクルを回す
PDCAサイクルは、ひとつのサイクルが終了しても、また次のサイクルを回し続けていきます。
以下、実践例では前回から引き続き、赤字でPlan、青字でDo、緑字でCheck、紫字でAct のステップの記録をつけてみました。
[ピアノにもPDCAサイクル 実践例]
今週の目標 - 1週間に最低5時間練習する
Plan: 平日なるべく1日1時間練習。
週末は足りない部分を埋め合わせて週に5時間達成するように。
Do:
9月1週目:月曜45分, 火曜1時間, 木曜1時間, 金曜30分, 土曜2時間, トータル5時間15分
9月2週目:月曜1時間, 火曜1時間, 水曜30分, 金曜30分, 土曜1時間, トータル4時間
Check:
達成できた週とできない週があった。
達成できた週は、仕事が定時で終わって、時間が取りやすかった。
達成できなかった週は、なぜ達成できなかったのか?
仕事が忙しかった。気分が乗らなかった。
2週間しか結果を見ていないので、もう少し続けてみないと検証できない 。
Act:
このPDCAサイクルはもう一度回して、データを取り直し、再検証する。
検証後、週の練習時間を増やすか減らすかを考える
Check:
目標は達成できたか?
No, 9月中に合格はできなかった
何故達成できなかったのか?
- 週に最低1時間は練習するという目標は達成している。- 目標が高すぎた。
そもそも週に1時間の練習で1ヶ月で終了するためには、
合計4時間の投資で合格までいかなければならない。
極めて理不尽な計画だった。
- 練習の仕方に無駄があった。
ついつい通し練習ばかりに時間をかけてしまい、苦手箇所がいつまでも克服できなかった。
- レコーディングを頻繁にしなかった。
できたと思って動画を見たら全然できてなかったから更に時間がかかった。
Act:
- この曲は終了したので、PDCAはここで一旦終わり。
- 次の曲のプロジェクトでは、下記の改善点を追加する
- 1ヶ月で1曲というのは無理があるので、もう少し実現可能な期限を設ける
- レコーディングを頻繁に取り入れ、弱点を早めに見つける
- 部分練習を強化する。ある程度曲が仕上がるまでは通し練習は1日1回程度にする。
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