今回は9月末に書いた記事に追加する形で書いています。
以前に読んでいただいた方は、ふたつ目の動画以降からご覧ください。
最初に選んだのが、インヴェンションでも最も取り組みやすいと言われているNo.4。シフやグールドの演奏を聴くと、二人とも凄い速さで弾いてますね。通常シフさんの方は速さもゆっくり目だと思いますが、このNo.4はすごい速さで弾いてる。♩=75くらい。とてもじゃないけどそんなに速く弾けないし、もしその速度で弾くなら、「最も取り組みやすいインヴェンション」というのは疑問。
さてさて2週間自主練して、レッスン前に撮った動画がこちら↓。この時点で自分では結構満足していたんです(すみません)。ど先生から一発合格もらえるかなぁとすら思っていたら甘かった。
前回のレッスンでいろいろアドバイスされたことは過去記事につけてありますが、上の動画の演奏では、まず右手左手のバランスが悪い、テーマが聞こえて来ない、トリルの入れ方が良くない。2回目の長いトリルは音が間違っている。そしてアーティキュレーションがほんの少ししか入っていない。というような指摘を受けました。
過去記事:バッハをよりバッハらしく
1回目のレッスン後、追加で210分 (1日30分 x 7日間) 練習して昨日撮った動画がこちら↓
前回のレッスンで言われたこと、少しは取りこめているかな。先生についていて良かったと思う瞬間です。独学だったら間違いなくレッスン前の状態でパスにしてましたから。
明後日がレッスンです。合格マークもらえるかどうか、乞うご期待。
追記 : 結局この時点↑では合格になりませんでした。まだ長いトリルの部分が強く出過ぎていて、旋律が弱い。そして、タッチが少し重いので、「もっとエアーをたくさん入れて!」軽く聞こえるようにと。実は上の動画の時点で正直、絶対合格出るだろうと自信満々だったので、ちょっと挫けました。もうこれ以上どうしろって言うの?と思ったけど、あと2週間ねばったらまぁ、もう少しだけ成長したような感じです。ど先生も気持ちよく合格を出してくれました。
最後に合格もらったのが、↓の動画。
やはり先生についていると暴走するGari馬の手綱を持って、ドウドウとコントロールされている感じ。私って、自分に甘あまだから、独学だとすぐに合格して次のピースに行ってると思う。先生が「まだまだ」と言ってくれるのがほんとにありがたいです。
ど先生:「Gariさん、よく頑張りましたね。インヴェンションに戻って、バッハの特徴をじっくり理解して欲しかったんです。これで次は少しレベルアップした曲に移っていいですよ。」
と言う言葉に少し拍子抜け。「徹底的にインヴェンション」と言うからにはしばらくインヴェンションを続けるものかと思いきや、さすがカナダ。一冊のテキストを全曲終わらせるという発想が無い。同じレベルで同じ時代区分の曲は1年に2〜3曲やれば充分(5期練習法で1年に10曲くらい取り組んだら次のレベルにアップ)というのが基本的なカリキュラムなんです。バロック時代で言うと、インヴェンション2曲やったら次はシンフォニア2曲、そして平均律2曲という感じ。
でもさすがにもう一曲くらいはインヴェンションやっておきたかったので、次回もインヴェンションでお願いしますと伝えておきました。
コメント
インヴェンション4番。懐かしいです〜再開後の一発目のバッハです。私はもう駄目ダメで1年近くレッスンしてました…(^o^;
私も子供時代バッハが嫌いでしたね~地味なのに難しい!ショパンやベートーヴェン等のカッコイイ曲が弾きたかった!全然魅力がわかりませんでしたよ~
今はやっとバッハの魅力や奥深さや必要性を理解しかけてきた所です。
それにしても2週間?!で凄い進歩ですね!速めのテンポで弾いてるのに細部まできちんと弾けてますね~トリルも装飾音も綺麗に入ってる。私は装飾音が苦手でして(^_^;) 長いトリルは特にダメ!この曲のトリルはGariさんが淹れてるみたいにたくさん入れられないので8分音符に2音ですね〜それでもだめ〜特に左手!
Gariさんは手先が器用なのでは?!
先生がドイツのバッハ研究者の講演会を受けた時に日本人は器用だから子供でも装飾音をたくさん入れて弾かせてるけど。海外の子供はそんなに入れて弾けないそう。(中国韓国のアジア系は器用でしょうね)
私も今は最低限しか入れてません〜
トリルがお得意で絶品のオソキンス様にあやかりたいので赤いミサンガを付けて修業します!
それにしてもGariさんは再開後2年とは思えませんね〜インヴェンションだけでなくシンフォニアもフランス組曲も平均律も弾かれていて凄い!
子供時代にしっかり弾かれてたんでしょうね~
私の先生はねちっこく同じ曲をやるのでカナダ流がちょっと羨ましいなぁ~