月数よりも時間数


私はStudyPlus(業界では略してスタプラというらしい)で練習した時間を記録している。私も記録魔なので、ピアノを再開してからこれまで練習した時間は全てスタプラに記録してある。毎月のレビューに使っている円グラフや棒グラフもスタプラで簡単にみられる。



よく「この曲は何ヶ月かかった」という表現をするが、ひとくちに◯ヶ月といっても、人によって日々練習する時間は違うから月数だけみてもあまり参考にはならない。自身の記録としても、時節によって練習するペースはまちまちなので、やはり月数は目安にならない。しかし実際にかかった時間数というのは非常に参考になる。他人の記録は参考になりにくいが、自身の記録は、次の曲を取り組む際に非常に良い目安となる。

例えば、私が今取り組んでいるショパンの舟歌、取り組んでから7ヶ月経過した。「7ヶ月もかけたのに、全然弾けてないのでここで諦めようか」と思ったけれど、これまでの練習にかけた時間数をみたらまだ15時間だった。過去に練習した大曲の投資時間を見ると、30〜50時間はかるくかかっているので、舟歌が15時間じゃ、そりゃ弾けてないわけだわよ。思えばこの7ヶ月、練習してて楽しいバッハにばかり注力していて、難曲の舟歌に時間を割いてこなかったわ。というわけで、スタプラでつけてきた過去の自己記録が反省材料となり、舟歌はもうしばらくお付き合いすることにした。

年間計画を立てるのにも役立つ。例えばシンフォニアは1ピースにどのくらいの時間がかかるかというのが過去のスタプラ記録から推測できるので、1年で何曲くらい取り組めるかというのがざっくりとわかっているというのは気持ち的に助かるのだ。これも性格だと思うが、不確定なことに囲まれていると不安になるが、先に曲がどの程度の時間数で終了するかがわかっていると安心できるタイプ。

それから次の発表会までに少し時間があるから、隙間時間で取り組める曲を探したいというような状況でも、自分の過去の記録は役にたつ。

スラプラは長く続かないという人もいるが、私の場合はピアノを練習する時に必ずスマホを側に置いておくので、練習を始める際にスタプラのアプリを開いてストップウォッチのボタンを押すだけのことだ。習慣化してしまうと全く苦にならない。

時間数記録が自分には役立っているということを書きたかったはずなのに、気づいたらスタプラの宣伝のようになってしまった。スタプラ以外にも学習管理ツールはあるだろうし、昔ながらにマニュアルでノートにつけていくのもよし。最後にたまった記録を見返すと、がんばった自分の軌跡が見えるのもまた嬉しい。



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コメント

りんご さんの投稿…
Gariさん、こんにちは。
大変ご無沙汰しております。
ピアノブログをやめてしまった(アメブロで少しピアノの話題は書いてますが(^_^;)私ですが、Gariさんのブログは毎回楽しみに拝読しております!
スタプラ、先月は諸事情で少しお休みしていましたが、今月からまた利用しています。

あくまで私の場合ですが、練習時間と完成度は必ずしも比例しないみたいで(;´Д`)
どんなに練習しても本番のちょっとした集中力の欠如で崩れてしまったりして、改めてピアノの難しさを実感しているところです。あと自分に合う曲、合わない曲というのもありますね💦

舟歌くらいの大曲になると、やはりそれなりの練習時間が必要でしょうね(^^;)
Gariさんは舟歌に15時間だけ!!それだけで弾ける状態にするってある意味凄いです( ̄▽ ̄;)

>1年で何曲くらい取り組めるかというのがざっくりとわかっているというのは気持ち的に助かるのだ。

確かにそうですね!これからの人生であとどれくらいの曲に取組むことができるのかが何となくわかってきますしね(^▽^)

8月はできるだけたくさんの曲に取組みたいと思っていて、何の曲を練習したのかスタプラに記録を残して楽しみたいと思っています(^_^)
お互い楽しみながらやっていきましょう!
Gari さんの投稿…
りんごさん、こんにちは。コメントありがとうございます。嬉しいです。
時間数は必ずしも完成度に比例しないのですね。こういうことはやはり全て人によって違いますよね。私は記録することで自己満足している向きもあり、時間数を自分の練習の基準の目安としているので結構便利に使っています。
りんごさんがピアノブログを閉じられたのは残念でしたが、もちろんピアノは続けていらっしゃるのは存じ上げておりました。一緒に100までピアノ!がんばっていきましょうね。