🎼 Bach - イタリア協奏曲第1楽章 💮

🎼 Bach - Italian Concerto 1st Movement Allegro 

RCM Level : ARCT

田所先生の閻魔帳のレベル:20 

List A - Baroque repertoire 

Start : 1 January 
2022
Finish : 20 June 2022
Total Practice Time : 32 Hours 1 Minute

選曲会議の日記より
来年は平均律をやりたいと申し出たところ、「Gariさんはまだ平均律のレベルには達していないわね。フランス組曲かイタリア協奏曲あたりがオススメ。フランスは今年やってるから、イタコンで行きませんか?楽しい要素がいっぱいあるので、来年はイタコンを強く奨めます。」と言われました。

2回目の取り組みは譜読みが楽
イタリア協奏曲は高校生の時第1楽章だけ習って、暗譜して発表会でも弾いた曲。当時はバッハが嫌いで、この曲の良さも全くわからなかったけど、意外にも30年経った今でも指が覚えているのか、譜読みにほとんど時間がかからなかった。

イタコンからヒトの脳の仕組みを考える
ヒトの脳の仕組みって本当に不思議だ。経験したことはおそらくどんなに些細なことでも頭の中のどこかの引出しに記録されていること。そして今このピースを手がけなかったら、もう二度と開けることのなかった引出し。そして今回ご縁があって再び開けたそのイタコンの引出しに新たなものを詰め込む作業をしている。

練習期間
大曲なので練習期間は6ヶ月、投資時間は32時間。今まで取り組んだバッハのピース(取組み曲一覧)の中で、一番多い投資時間となった。ページ数的にも感覚的にも一番ボリューミーな曲だったので当然の結果だろう。

イタコンのレベルについて
田所先生の閻魔帳では30段階中レベル20 (レベル20一覧)とされている。一方カナダのロイヤル音楽院では12段階中レベル11 (ARCTレベル=ピアノの先生になるための最終レベル)としている。取り組んでみて思ったのは、田所先生のレベルはあくまで技術的な部分にフォーカスしたレベル。この曲は確かに「楽譜に書いてある音を並べる」という意味ではさほど難しくはない。田所先生はバッハのシンフォニア9とイタコンを同じレベルとしている。カナダのロイヤル音楽院のレベルは、技術的観点からだけでなく、音楽性や表現力も考慮に入れている。この曲を「聴かせる曲」として「演奏する」には非常に高度な技術を要すると思う。

感想
とにかく楽しい!
選曲会議で先生のコメントにもあるように、とにかく弾いてて楽しい曲だったので、半年間取組んでも全く飽きない。一応終了とした今でも名残惜しい曲。

協奏曲という名の通り、ひとつのピースの中にいろいろな楽器が登場することを想像し、それを2つの手で表現することがとにかく楽しいのです。しかし私の実力では、半年頑張ってもその域に達することはできませんでした。

この曲は暗譜が必須の曲。暗譜しないと表現力を出す方に頭がまわらない。暗譜しても表現力はなかなか出ないのですが、暗譜できてなかったら、頭は楽譜を追いかけるだけで精一杯ということ。

バッハは淡々とマジメに一定のリズムをカチカチと刻むというイメージ。ダイナミックの幅もさほど大きくなく(ベートーベンのようにドラマチックにしない)、ペダルもほとんどつかわないから誤魔化しがきかない。イタコンのように長いピースは一定のテンポやリズムを最後まで保つのがとにかく難しい。

Passable
Gariはたいてい「Passable」というところで曲が終了となる。「まぁパスさせてあげてもいいわよ」というレベル。「まぁ、上手になりましたね。気持ちよく90点で合格!」という言葉は、再開後に習っている今の先生からは一度も聞いたことがない。「まだまだやれることはあるけど、ぎりぎり60点くらいでパスとしますか」というレベル。まぁ大人ピアノだから、私もそれで良い。そこそこ弾けたら次の曲。今の実力では、あと数ヶ月引っ張っても行き着くところはたいして変わらないだろうと先生がみなすのが「Passable」というラインなんでしょう。イタコン1楽章ももれなくPassableで終了。あくまでも私の場合ですが、1曲に6ヶ月以上はかけたくないので、前に進みます。







コメント欄について
コメントは承認制ではありませんので、コメント欄右下の「公開」という文字をクリックしていただけると、即反映します。Googleアカウントが無い方でもご自由にコメントしていただけます。GoogleアカウントのBoxをクリックするとお名前を入力することも可能です。bloggerの不具合でコメントがうまく反映できない場合は、お手数ですが再度入れ直していただけると幸いです。 

にほんブログ村 クラシックブログ ピアノへ

にほんブログ村 クラシックブログ やり直しピアノへ

PVアクセスランキング にほんブログ村

コメント