ショパンコンクール二次予選後のメモ

二次予選鑑賞後、私が特に注目しているコンペティター、一次予選時の７人から９人に増えました😄。二次はみなさん本気度がさらにパワーアップしてますよね。大曲の多いプログラムで聞き応えがありましたね。二次予選の結果発表前に書いています(なので、最終日後半の演奏は聴けてません)。

Szymon Nehring  26歳

一次予選に引き続き、個人的には彼の演奏が一番心に響きました。何度聴いてもシモン君、素晴らしい！上品で、音のクォリティ、音楽性ともに最高。

Aimi Kobayashi 26歳

愛実さんは今回も非常に安定した素晴らしい演奏でした。ダイナミックレンジが実に広く、繊細で丁寧な、そしておそらくとても忠実にショパンの音楽を解釈している方だと思いました。全ての曲が完璧に近い演奏でした。特にワルツOp.42、最高に素晴らしい出来栄えだったと思います。

Eva Gevorgyan 17歳          

Evaちゃん！二次予選も鳥肌が立ちました。もしやすると優勝候補ではないかと。二次予選ではドレスも変わって、とてもゴージャス。ピアノ界の女王の風格そのもの。女性でここまで低音の太い音が出せる人は珍しいのではないでしょうか。最初から最後まで、素晴らしいショーでした。17歳でこのレベルに達しているとは、本当に末恐ろしいです。

Kyohei Sorita 27歳

二次予選の演奏も圧巻でしたね。非の打ち所がない完璧なショーでした。インタビューでは「今回のコンクールのために人生で最もたくさん練習した」とおっしゃってましたね。もうファイナリストはほぼ間違いないですよね。がんばって欲しいです。

Georgijs Osokins 26歳

二次予選もオソキンスワールド、堪能しました。すごいです。かなり味があるインタープリテーション。ワルツOp.34-3は全く違う曲のように聴こえました。英雄ポロネーズでミスタッチが少し多めだったのが気になりましたが、どの曲もとても興味深いインプロヴァイゼーションで、圧巻でした。過去２年はほぼショパンしか弾いていないというショパン愛好家。見た目ではショパン好きそうに見えない意外性も良いです。是非通過して欲しいです。個人的にはかなり好きなパフォーマーです。

Hao Rao 17歳

相変わらず音色がものすごく綺麗です。一次予選では全体的に柔らかい感じで曲を仕上げているという印象でしたが、二次予選では力強いタッチも光ってましたね。彼も天才です。

Hyounglok Choi

一次でも素晴らしい演奏でしたが、二次予選では鳥肌が立ちました。今回のコンクールでは沢山の人が英雄ポロネーズを弾いていましたが、ヒョンロク君の英雄が一番素晴らしかったように感じました。

Miyu Shindo 

一次予選ではかなり緊張している様子でしたが、二次予選では楽しんで弾いている様子が伝わってきました。彼女も若いのに、とても表現力が豊かで、将来が楽しみです。

Lingfei Stephan Xie 21歳

相変わらず音が違う！と思いました。音色がものすごく綺麗。ただ二次予選はミスタッチも多めで、流れが乱れたような気がしました。通過なるでしょうか。

二次予選後もやっぱり私のイチオシの４人は変わらず。