PDCA活用例 難航したテンペスト第3楽章

先日テンペスト第3楽章の動画をついに撮り終えて気持ちがスッキリした。あくまでも今の自分の実力の範囲で納得した終了となったということ。まだまだ改善点はたくさんあるが、もし機会があればまた数年経ってから取り組むかも。

テンペスト第3楽章を弾いている時は嵐の中を航行する船を想像してしまう。シェイクスピアはテンペストというタイトルの戯曲を書いているが、テンペストはまさに嵐という意味らしい。私のテンペスト3楽章もかなり難航した。


取り組み期間:1年8ヶ月 過去最長記録

投資時間 :36 時間 47分 

棒グラフにすると時間軸が長〜!

先日取り上げたPDCAサイクルを使ってCheck (評価) してみた。


過去の取り組みを振り返る (P D C A)

初チャレ期 : 2020年1月〜6月

この曲は昨年に取り組んだ曲で、2020年6月に一旦先生から合格をもらっている。

過去記事: 🎼 テンペスト第3楽章 合格 (2020年6月)

当時6カ月にわたり合計約20時間投資し、8割がた暗譜もできていて、過去の日記には自己採点80点と書いてある。超甘々な過大評価。先生は渋々60点台ということで合格させてくれたが、当時はまだレッスンも初めたばかりで、お互い遠慮があったのかも。先生の方も甘々だった。


再チャレ期 : 2020年10月〜2021年3月

合格してすぐに動画を撮っておけば良かったのだが、しばらく放置してしまったのが大きな敗因。そしてじわじわと罪悪感に駆られ始める。

そして二度目のチャレンジ期間が始まる。スタプラの記録から見ると、昨年10月からまた2度目のサイクルでダラダラと今年の3月まで練習を続けている。今思うと練習というよりはただ通して弾いているだけ。頭の片隅に「早く動画を撮りなさい」という思いがあるのだが、そこまで到達せず。

再チャレ期に追加で約11時間投資。これ、ほぼ無駄な投資でした。


再々チャレ期:2021年8月

その後仕事が忙しくなり、2021年の4月から7月までまた完全放棄。罪悪感さらにアップ。

この8月にもういい加減きちんと終わらせたいと思い、再々チャレンジ。2021年の目標に「合格した曲を動画に保存する」という誓いをたてちまったからねぇ。今度こそは動画に起こしてとりあえずきちんと終了させて、9月からは今年分のピースだけに専念したい。

再々チャレ期、追加で5時間の投資。

ようやく、ようやくですよ。まぁ自分でも「拙いですがこれで勘弁してください」というレベルの動画を撮り終えました。動画の方はまた後日アップします。


無駄の抽出

- 再チャレ期の11時間は実りのない無駄な時間のような気がする。この時間を他のピースに充てていたらもう一曲仕上がっていたはず。

- 再々チャレ期の5時間を初チャレ時の延長時間にしていれば、短期間で効率よくスッキリ終われたはず。


問題点の抽出

- そもそも「終了」の定義があいまいだったから、最初の段階で気持ちよく終わってなかった

- 再チャレ期は「いつまでに何を終わらせる」と言う具体的な目標がなくダラダラと弾いていた

- 期間が長すぎて、途中で飽きてしまった

- 途中で「動画を撮る」という新たなる課題を追加してしまった=「終了」の定義を変えた


改善策 ( P D C A )

- 曲ごとに目標の具体化を徹底する-「いつまでに」「何を」終わらせるのか

- 目標達成できなかった時は潔く諦めて何年か経ってから再チャレンジする機会を設ける

- 曲単位でこまめにPCDAサイクルを意識し、必要に応じて軌道修正する


良かったこと

- 失敗から学ぶことも大きかった


ご注意:上記、今回の自分の場合での反省をしただけで、長期取り組みを全面的に否定しているわけではありませんので誤解のないようにお願いいたします。長期にわたる取り組みが必要な状況ももちろんあると思います。






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