Don’t play with fingers.
なんと衝撃的な!
先週のレッスン、ベートーベンのソナタ月光の第三楽章で「左手の手首から腕にかけて痛みが出るんです」という悩みを相談したところ、「Don’t play with fingers. ピアノは指で弾いちゃダメなんです。」と言われました。
「え?指で弾かなかったらどこで弾くん?」
「手首をもっと柔軟に使って、腕の重さも利用する。指は位置や方向を決めるだけで指に力が入っていてはいけないのです。指に力が入るから手首や腕につながる筋肉が痛くなるんですよ。」
月光の3楽章は右手も左手もものすごく速いパッセージの連続。指だけを動かして手首が固まっていたので、動きに無理が出てくる。
「指先だけでこの速さの曲を弾こうとするから、Gariさん、小指や他の使っていない指たちが硬直して上に上がってきたりするでしょ。」
先生、鋭い!
そう言えば以前も小指が悪さをしていたことを指摘された。
過去記事: 小指が悪さをしていた
手首を柔軟にして指は動かさずにリラックスして鍵盤に置き、手首で動きを作るとたしかに指は無駄な動きが省けて効率の良い動きができる感じ。この方がスピードも上げやすいんだそうです。
いや〜、この日のレッスンには衝撃を受けましたよ。それからなんとか手首をもっと柔軟にする様に意識して練習をしていますが、なかなか永年凝り固まっている癖を直すというのは大変なことです。頭でわかっていて指令を出してもなかなか手首君はしなやかに動いてくれません。
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