小指が悪さをしていた!弾けないトリルが弾けるように。




バッハのファンタジア、ハ短調(BWV906)を練習していたときに、どうしても弾けない箇所があった。最初の一小節目の右手のトリルだ。楽譜の(b)と書いてあるところ。



下の方に音符が書き直されている。


これがどうしても弾けなかった。この部分が弾ける速度まで全体のスピードを下げると、ものすごくスローになってしまう。レッスンの時にど先生に聞いてみる。何がいけないんでしょうかねぇ。ちょっとゆっくり弾いてみて下さい。ど先生の鋭い眼差しが私の指先に迫る。

ど先生:「わかりました!小指です!

トリルを弾く時に無意識に小指が上がっていました(冒頭の写真)。薬指も一緒に上がっちゃってますね。

ど先生:「ちょっと手を握るようにして小指が上に上がらないように意識してやってみて下さい。」


Gari:「きゃ〜!不思議!弾けちゃった!」

嘘のようですが、小指が悪さをしていたのです!ど先生がお医者様のように見えた瞬間でしたよ。ピアノの先生はピアノドクターですな。以前は大人のピアノ学習だから先生はいらないと思っていましたが、やはりレッスンをしてもらうと、自分ではわからなかったところを指摘してもらえるので、効率良く上達していくような気がします。

しかし、小指が悪さをしていたとは!思いもしませんでした。


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