初めてピアノを習い始めた時のエピソードと最初のピアノの先生のこと
ついに念願のピアノライフスタート
小学校5年生になり、父親の転勤で旭川市に引っ越し。それまでお世話になってきたエレクトーンを処分し、ヤマハのアップライトピアノを買ってもらいました。母がヘソクリで買ってくれた貴重なピアノです。お母さん、ほんとにありがとね。
エレクトーン時代のエピソードはこちらの過去記事へ
新しい街、新しいピアノ、私はこれから始まるピアノライフにものすごくワクワクしていました。
「エリーゼのために」が弾きたい!
月並みですが、これが私の最初の大きなゴールでした。
最初のピアノの先生は家の近所で個人のピアノ教室を運営されている女性でした。お母さんが縫ってくれた手作りのバッグに楽譜をいっぱい詰めて、自転車に乗って先生の家へいそいそと通った日々。急な上り坂がきつかったなぁ。
ツェルニー30番とソナチネ集
最初の先生は若くて綺麗な先生でした。当時ピアノを習っていた子どもたちの多くはバイエルを使っていましたが、私の先生はバイエルは使わない主義だとおっしゃっていたのを覚えています。エレクトーンの下積み2年で楽譜を読む力はそこそこついていたので、最初にもらった教本はツェルニー30番とソナチネ集。途中からバッハのインヴェンションを追加したのを覚えています。ソナチネが大好きでどんどん練習した反面、ツェルニーとバッハは大嫌いで、なかなか前に進めなかった記憶があります。完全に古典派に偏ったピアノライフでしたね。
なぜ歌う?
この先生、ソルフェージュの本も取り入れていました。毎回レッスンのたびに10分くらいソルフェージュで歌わされました。子ども心に「私はピアノを習いに来ているのにぃ。。」と思っていました。
はじめてのピアノの発表会
それまではエレクトーンのグループレッスンでしたから、発表会も何人かのグループで演奏する合同発表会だったんです。初めてのピアノの発表会は地元のコンサートホールで本格的にやってくれる先生だったので、舞台に上がって1人で弾くって「なんてかっこいいの?!」と感動しましたよ。そして初めての発表会で念願かなって「エリーゼのために」を弾かせてもらいました。エリーゼ、大好きでしたねぇ。楽譜をもらった時はもう嬉しくて、ガツガツ練習してました。翌年の発表会では「きらきら星変奏曲」この曲も大好きでした。あの幼稚園で歌った「きらきら星」がほんとはモーツァルトが作った変奏曲で後半は凄いことになっちゃってる!とワクワクしたものです。
最初の先生には5年生の夏から中学1年生の夏までの2年間指導していただきましたが、2年間経ってもツェルニー30番は終わっておらず、インヴェンションも半分も終わってませんでした。ソナチネ集だけはどんどん進んでソナタ集1まで進んでいたと記憶しています。好きな曲は一生懸命やるけど、嫌いな曲は全く練習しないままレッスンで初見のような状況でしたからねぇ。。ある意味インヴェンションを初見で弾くって意外に役立っていたのかも?
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