リスト作曲の『巡礼の年』について調べてみました。
『巡礼の年』(巡礼の年報とも訳される)
フランス語:Années de pèlerinage
フランツ・リストのピアノ独奏曲集
『第1年:スイス』
『第2年:イタリア』
『ヴェネツィアとナポリ(第2年補遺)』
『第3年』
の4集からなる。
何年か前のかつさんのレアチャレで、しまりすさんが『巡礼の年 ソネット 104番』を華麗に演奏されていたのを聴いて、一目惚れならず一耳惚れしました。それをきっかけにこの曲はどんなバックグラウンドの曲なのだろうと調べてみた次第です。
リストが20代から60代までに断続的に作曲したものを集めたもので、彼が訪れた地の印象や経験、目にしたものを書きとめた形をとっている。若年のヴィルトゥオーソ的・ロマン主義的・叙情的な作品から、晩年の宗教的、あるいは印象主義を予言するような作品まで様々な傾向の作品が収められており、作風の変遷もよくわかる。「泉のほとりで」、「ダンテを読んで」、「エステ荘の噴水」などが特に有名である。
『第1年:スイス』9曲からなる組曲
1835年から1836年にかけて、リストがマリー・ダグー伯爵夫人と共に訪れたスイスの印象を音楽で表現したものである。
『第1年』の中で最も有名な曲は4曲目の『泉のほとりで Au bord d'une source』で、水のきらめきがあざやかに表現され、華麗な技巧と詩的な楽想が両立している。シラーの詩の一節「囁くような冷たさの中で、若々しい自然の戯れが始まる」が記されている。
『第2年:イタリア』7曲からなる組曲
マリーを伴ってイタリアを旅し、絵画や文学など数々の芸術に触れた印象を音楽としてしたためたものである。1838年より作曲が開始され、1858年に出版された(ただし第3曲を除いて1839年にはほぼ完成していたようである)。
5曲目の『ペトラルカのソネット第104番 Sonetto 104 del Petrarca:ホ長調』は劇的要素のある曲で、3曲ある「ペトラルカのソネット」の中で最もスケールが大きい。劇的表現力が要求される。甘い中にも情熱を秘めた旋律が続き、哀愁を伴う。
『ヴェネツィアとナポリ(第2年補遺)』3曲からなる組曲
1861年に『第2年 イタリア』の追加として出版された。リストは全3曲を続けて演奏するよう指示している。
『第3年』7曲からなる組曲
1883年に出版された。多くはリストが挫折し精神的に憔悴しきっていた1877年に作曲されており、1840年頃までの作品集とは40年ほどにもおよぶ隔たりがある。各曲には、晩年のリストの特徴である不協和音やレチタティーヴォ風の単旋律の使用、宗教的・禁欲的な雰囲気が表れている。
4曲目の『エステ荘の噴水 Les jeux d'eaux à la Villa d'Este』はリストの代表作の一つ。巧みなアルペジオで水の流れを描写し、華麗な曲調が晩年の作品の中では異例とみなされることが多いが、他の作品と同様に宗教的な要素も含んでいる。ラヴェルの『水の戯れ』やドビュッシーの『水の反映』がこの曲に直接的に触発されて作曲されたという点で、フランス印象主義音楽に多大な影響を与えた作品とされる。
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