今年はシゲルカワイの株が急上昇ですね。
今回はショパコンで使われるピアノについて書いてみたいと思います。
今回の1次予選で使われたピアノの人数を見ると、やはりSteinwayがダントツで多く、42名。予選に出場したコンペティターのちょうど50%、2人に1人がSteinwayを選びました。しかし、2021年の大会では64人がSteinwayを選んでいたので、4年前と比べると合計21名も減っています。
今回の1次予選の人気ピアノ第2位はシゲルカワイで21名。25%、4人に1人がこのピアノを選んでいます。今年は飛躍的にShigeru Kawaiが人気でしたね。2021年のショパコンでは1次で6名がシゲルカワイを使っていましたが、今回は21名ですから一気に3倍以上に膨らみましたね。スタインウェイから離れた民がこちらに移ってきている感じですね。2021年のショパコンで2位に輝いたガジェブさんがシゲルカワイを使って美しいメロディーを奏でてくれたことでものすごい宣伝効果があったのかもしれません。
以下、ファツィオリが10名、ヤマハ9名。今年から新しく導入されたベヒシュタインは今回たった2名だけでした。
個人的にはベヒシュタインの音色、すごく好きなんですけどね。やはりコンクールでは日ごろから使い慣れている機種を選びたいでしょうから、どうしても販売台数の少ないベヒは少なくなってしまうのかもしれませんね。
2025年ショパンコンクール
Steinway & Sons D 274 Stage 1: 42名 → Stage 2: 24名 → Stage 3: 11名
Shigeru Kawai SK EX Stage 1: 21名 → Stage 2: 11名 → Stage 3: 6名
Fazioli F278 Stage 1: 10名 → Stage 2: 4名 → Stage 3: 2名
Yamaha CSX Stage 1: 9名 → Stage 2: 1名 → Stage 3: 1名
C Bechstein D 282 Stage 1: 2名 → Stage 2: 0名
2021年ショパンコンクール
2021年のショパコンでは、カワイ、ファツィオリの通過率がものすごく高いですね。やはりこれらのピアノを日ごろから使っている人たちは意識や意気込みが違うのでしょうか。
Steinway & Sons D 274 Stage 1: 64名 → Stage 2: 34名 → Stage 3: 17名 → Final: 6名
Shigeru Kawai SK EX Stage 1: 6名 → Stage 2: 4名 → Stage 3: 3名 → Final: 3名
Fazioli F278 Stage 1: 8名 → Stage 2: 4名 → Stage 3: 3名 → Final: 3名
Yamaha CSX Stage 1: 9名 → Stage 2: 4名 → Stage 3: 0名
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