ショパン コンクール 第1次予選 〜 第3日目 (10月5日)

Gariのショパコン鑑賞日記

すでに1次予選の結果が発表されているようですが、とりあえず全ての鑑賞が終わるまで結果は見ないでおこうと思います。平日は仕事が終わってからの鑑賞なので、かなりビハインドです。もちろん全ての演奏は見られません。気に入ったコンペティターの演奏は全曲聴くこともありますが、ほとんどは部分的にかいつまんで少しずつ見ています。


Stage I 〜 第3日目 (10月5日)

モーニングセッション

1次予選3日目、10月5日のモーニングセッションはものすごくレベル高かったです。8人中6人にAをつけてしまうくらい、皆さん素晴らしい演奏でした。

Mauteusz Dubiel  予備予選免除のMauteusz君、圧倒的な表現力で❤️です。芸術家のオーラあふれる演奏でした。彼のショパンの解釈はGariの好みにピタ〜っとフィットしました。

YuAng Fan  この方もユニークで、表現力豊か。豊か過ぎてちょっと行き過ぎた感はあります。好き嫌いが二分するタイプ。おもしろいところで内声を引き立たせる意外性。会場から上がる「おぉ〜〜!」という歓声はこれまでの演奏者の中で一番大きかったような気がします。

Yubo Deng  予備予選で❤️をつけていたのですが、一次予選でもかなり素晴らしい演奏。ただ、他のコンペティターにもすごい人が続々と現れるので、今回は❤️マークはつけられませんでした。淡々と表情をあまり変えずに演奏しています。Dan Thai Sonに師事しているそうです。

Yang (Jack) Gao  とにかく音色がクリスタルクリアー。ジュリアードの人は皆さんすごいです。

Shuguang Gong  この方も音色が美しく、技術力も高い。文句なしに高く評価される正統派な感じがします。

Eric Guo  トロントにあるGlenn Gould 音楽院の生徒。ペダルを最小限に抑えて、粒揃いで透明感のある音を綺麗に出しています。エチュード、バラードが素晴らしかったです。Canada 代表なので、応援したいです。



イブニングセッション

David Khurikuli 予備予選の時からの期待を裏切らない安定した演奏でした。次のステージに行けると思います。

Antoni Kleczek  予備予選の演奏がかなり素敵で❤️をつけていたのですが、一次予選では同じ人物かどうか疑いたくなるほど全然違った印象を受けました。音色は誰にも負けないくらい美しいのですが、ミスタッチが多く、かなりゆっくり弾いていて、途中気分が悪いのかしらと思うくらい止まりそうな場面もありました。演奏を楽しんでいる様子は今回は見られず、終始恐いくらい厳しい表情で弾いていました。アップダウンが激しい感じで、スピードもばらつきがあり、バラードでは途中、作曲しちゃっているのかと思うくらい。これも彼なりの解釈だったのか、それとも本当に気分が悪かったのかは謎です。とても残念ですが次に行けない感じがします。

Kaito Kobayashi  前に弾いたAntoni君の演奏に衝撃を受け、小林さんの演奏を集中して聴けなかったのですが、音色も美しく、完成された演奏でした。

Mateusz Krzyzowski  細かいミスタッチはあるものの、軽いテクスチャーが心地よく、オリジナリティのある演奏でした。

Shiori Kuwahara  正統派な非の打ち所がない堂々たる演奏でした。





コメント欄について
コメントは承認制ではありませんので、コメント欄右下の「公開」という文字をクリックしていただけると、即反映します。Googleアカウントが無い方でもご自由にコメントしていただけます。GoogleアカウントのBoxをクリックするとお名前を入力することも可能です。bloggerの不具合でコメントがうまく反映できない場合は、お手数ですが再度入れ直していただけると幸いです。 

にほんブログ村 クラシックブログ ピアノへ

にほんブログ村 クラシックブログ やり直しピアノへ

PVアクセスランキング にほんブログ村

コメント