ピアノの先生の選び方を教えてくれたピアノの先生

その昔、娘がまだ10歳だった頃、ピアノの先生を探していくつかのお教室の無料体験レッスンに同行した時期がありました。その中でとてもインパクトのあるシャロン先生のことは、10年経った今でも鮮明に覚えています。良い意味で強烈でしたからねぇ。。


シャロン先生の無料体験レッスンを受けた時のこと

「ピアノの先生を選ぶときは、自分がまずピアノに何を求めているかを明確にして、自分のゴールに合ったレッスンを提供してくれる先生を選ぶと良いと思うわよ。」

「私の場合は、こちらからも、生徒に何を求めているかを明確にさせてもらいます(キリッ!) 。」


無料なのに1時間、きっちりとってくれた。それは後から知ったことだが、先生の方も、将来見込みのある生徒をオーディションするつもりでの面接だったから。

シャロン先生は、ピアノ学習者は大きくふたつのグループに分けることができるとおっしゃる。


[グループA]
・忍耐強い性格である
・真面目な性格である
・ピアノを上達したいというパッション(熱意)がある
・練習時間を毎日最低1時間(初級〜中級)確保できる(上級以降は2〜3時間)
・背伸びをせず自分に合ったレベルの教材をとことん学ぶ
・基礎もしっかり学んで、一から順番にきちんと学習して最終レベルを目指す
・曲の仕上がりは試験に合格できるくらいの質を求める
・ピアノの試験を受けることに抵抗を感じない
・先生が多少厳しいことを言っても、耐えられる


[グループB]
・ピアノに厳しさを求めていない
・まとまった練習時間を確保できない、もしくは確保したくない
・好きな曲をさらりと弾ければ良い
・背伸びして難しい曲を弾いてみたい
基礎はつまらないからやりたくない
・ピアノで高いレベルになることを望んでいない
・曲の仕上がりはテキトーでも良い
・ピアノの試験を受けることに興味がない
・厳しい先生は嫌い


まず玄関を開けて初めて対面したときの先生のオーラが違いました。たった1時間の体験レッスン中で、いくつか非常にためになることも教えてもらったし(過去記事:シャロンメソッド)、何しろ喋りが達者で説得力があり、緊張感みなぎる1時間だったというのを10年以上経ってもいまだに覚えています。娘はビビっていたようですが、私は目に星が入ってキラキラしながらありがたいお話を聞いていたような。

「はっきりと言いますが、私は、グループA、しかもその中でもコテコテのグループAの生徒しか取りません。」

「世の中のピアノ教師の多くは、グループAもBも受け入れ、それぞれに合った教え方をしてくれるでしょう。」

「上に挙げたグループAの項目で、ひとつでも当てはまらないことがある場合は、どうぞ他の先生のドアを叩いて下さい。」

「私のポリシーについて来れなかった場合、こちらからやめていただくようにお願いしたケースもありました。」

シャロンメソッドについてこれれば、10〜13年で、どんなに難易度の高い曲でもきちんと弾ける技術が身につきます(キリッ!)。」

結局娘は、この先生怖いから嫌だと言って、別の先生を選んだのですが、私は正直シャロンについていきたいと思いましたねぇ。みなぎるパッションが身体からも言葉からも溢れる堂々たる雰囲気をかもし出していて、「あなたについていきます!」と言いたくなる感じ。実にユニークな魅力のあるパワフルなお人柄でした。じゃぁGariさん、あなたが今からシャロンに習えばいいじゃないという声が聞こえそうですが。。残念ながら、私はコテコテのグループBなので、門前払いですな。





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