🎼 バッハ 平均律 第1巻 No.10

🎼 Bach - Well-Tempered I No.10 Prelude and Fugue in E minor BWV855

RCM Level : 10

田所先生の閻魔帳のレベル:19

List A - Baroque repertoire 

Start :  22 
January 2023
Finish : 31 July 2023
Total Practice Time : 28 Hours 54 Minutes

今年前半のバッハのレッスン曲は平均律第1巻から10番を選んだ。ちなみに私は、自主練枠でシンフォニア(去年はインヴェンション)、レッスン曲枠で少し難易度の高いバッハの作品に取り組むことにしている。

平均律に取り組むのは第1巻1番に次いで2曲目。1番を弾いたのは再開1年目、単純に1番最初のピースという理由で取り組んだわけだが、あまりの難易度の高さに苦戦したことは今でも鮮明に覚えている。

7月に合格していたピースのまとめを今頃になって書くと、そりゃもう記憶の彼方、ほとんど忘れている。練習している時すご〜楽しかったということしか覚えていない。そこでレッスンノートを見返してみた。とりとめの無い記事になってしまったが、自己の記録として。

まずプレリュード。単調に同じリズムを刻む左手。音の長さを一定に保つことの難しさを改めて感じた。ちょっと旋律が怖いので、霊感の強いオットはこれを聞くのを嫌がっていて、彼のいない時間帯に練習しないといけなかった。私はこれを「怖く聞こえる」ように弾きたいとノートに書いているが、実際はなかなかそういう曲想はつけられなかった。「どういうふうに弾きたいか」ということを考えただけでも一歩前進したと思うことにする。この曲、オラフソン、シフは速めのスピードで弾いているが、グールド師匠は極端にゆっくり弾いていた。どちらのアレンジも素敵。

フーガもめちゃ楽しかった。レッスンでは「そもそもフーガとはなんぞや」ということも学び、とても興味深いと感じたことを思い出した。休符は単純に「休む」という意味じゃないので、休んでいる部分も気を抜くなということも習った。休符のところも含めて音楽なのだということ。奥が深すぎる。

第1巻10番は平均律の中でも最も易しいピースのひとつと位置付けられている。記録によると丸6ヶ月かけてプレリュードとフーガの2曲を終わらせた。平均律は楽しい。バッハの他の曲たちももちろん楽しいけど、平均律はまるで麻薬のよう(注:実際に麻薬を試したことはありません)






コメント欄について
コメントは承認制ではありませんので、コメント欄右下の「公開」という文字をクリックしていただけると、即反映します。Googleアカウントが無い方でもご自由にコメントしていただけます。GoogleアカウントのBoxをクリックするとお名前を入力することも可能です。bloggerの不具合でコメントがうまく反映できない場合は、お手数ですが再度入れ直していただけると幸いです。 

にほんブログ村 クラシックブログ ピアノへ

にほんブログ村 クラシックブログ やり直しピアノへ

PVアクセスランキング にほんブログ村

コメント