ごくごく一般的な難所克服法

苦手箇所、難所を避けて練習していると、すでに弾ける部分に無駄に時間を費やしている。そうすると得意な部分はいつもよくできて、難所はいつまでも弾けないまま。そして自分で「いつまで練習しても弾けない」と自己嫌悪に陥り、時間をかけすぎてその曲を飽きてしまい、放置。そういう悪循環、時間の無駄遣い、結構気づかずにやってる。


何も特別に目からウロコのような方法ではない。

ごく当たり前のこと。

難所は超ゆっくりの速度でひたすら部分練習。

そんな当たり前のことも、時々自分で省みないと忘れて暴走しちゃうので、忘備録としてノート。


[難所克服のステップ]

ステップ1: 指番号を確定する(弾くたびに違う指で弾くのはNG)

ステップ2: 最終的に弾きたい理想の速度を決める

ステップ3: メトロノームを使い、難所のみ(難所のみですよ!)反復練習。ステップ2で決めた理想の速度の2倍遅いスピードからスタート。それでもまだ速すぎると感じたら、さらにゆっくりのテンポで。徹底的にスムーズに弾けるようになるまで、ゆっくり練習。

ステップ4: ステップ3でスムーズに弾けるようになったら、さらに同じ速度で10回弾き続け、定着感を感じる。(ちょっと弾けたからといってすぐにテンポを上げない!)

ステップ5: ステップ2で決めた速度で一度テストしてみる。ここで意外と弾けちゃうこともある。ダメだった場合はステップ6へ。

ステップ6: メトロノームで、ステップ3の速度より5〜10速いテンポでテスト。ここでは反復練習はしない。スムーズに弾けたら、少しずつメトロノームを速くしていって、弾けなくなる速度(損益分岐点)を探す。

ステップ7: 損益分岐点より5遅い速度に合わせて、スムーズに弾けるまで反復練習。スムーズに弾けるようになったらステップ5へ戻る。

ステップ5、6、7を繰り返し、最終的に理想の速度で弾けるようにもっていく。


先月終了した愛の夢第3番がそうだった。どうしても弾けない難所を徹底的に集中して練習した。1日30分ずつ、難所のみ集中。他の部分は弾かない。そしたら意外にも1日目から手応えを感じ、1週間も経たないうちに割とスムーズにできるようになった。今まで1年もかけてきて、いったいなんだったんだろう!という瞬間。嬉しい!





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コメント

狸茶 さんのコメント…
GARIさん、こんにちは♪
そう、そこなんですよ、私がつまづいて放置してるのは。
他はほぼほぼ暗譜したのに(T_T)
頭ではわかっていても気づかぬうちに速くしてしまってるんですよね・・・。
すごくわかりやすい解説ありがたいです。
根気よく頑張ってみます。ありがとうございます!
Gari さんの投稿…
狸茶さん、こんにちは。コメントありがとうございます。このような部分練習は根気が必要ですよね。でもそこだけに集中すると意外と早くに解決するということを今回身をもって体験しました。このほんの一部分の難所だけのために放置はもったいないですよね。狸茶さんならきっとすぐにサラッと弾けるようになると思いますよ。