昨年からショパンの舟歌(Barcarolle Op.60) という超難曲に取り組んでいます。
舟歌の難易度
全音の難易度表では、「F 上級上」
ヘンレの難易度では9段階中「レベル8」
今は閉鎖されてしまった田所先生の閻魔帳では30段階中「レベル27」
カナダのロイヤル音楽院では「ARCTレベル」= Diploma が取れる師範クラス
もちろん、私のレベルでは到底及ばない、超無謀曲。
そんな背伸びして難しい曲に取り組んだって、結果は知れている。
もちろんそれは重々承知。
では、何故敢えてそんな無謀な曲を弾くのか?
自分の身の丈にあった曲を弾いてから取り組むべきじゃん。
私が舟歌に取り組んだ理由は
「今弾きたいから」
今弾きたいのよ。今。
今!
今じゃなきゃダメなの。
舟歌は、Gariの最も好きなピアノ曲トップ3にランキングされている。
だから、生きているうちにどうしても弾いておきたい逸品。
この曲が「身の丈」になるのは一生かかっても無理かもしれないし。
だったら、下手でも、完成度低くてもいいじゃない。
大好きな曲に取り組めると言う充実感、満足感を味わえるのって素敵。
正論 : 難曲に挑むのは、きちんと基礎を身につけ、初級、中級、上級と段階を踏んで修行を続け、自分の技量がその曲のレベルに到達した時に取り組むべきである。急がば回れ。
Gari論 : 人生何が起こるかわからない。急がば急げ。弾きたいと思ったその時が吉日。長い修行をしている時間は私にはない。否、修行を続けてもその難曲を自在に扱えるレベルには一生かかっても到達しないかもしれない。だったら、もう回り道せずに今の自分のレベルで行けるところまで行ってみよう!
かの有名なカンパネラおじさんも、ピアノ未経験でいきなりラ・カンパネラに取り組まれて、数年でものすごい完成度で弾き上げていらっしゃった。いきなりラですよ!根性があれば、やればできる!ということを教えて下さった。
最近自分の周りで、40代、50代の人たちが思いがけない事故や病気、心のトラブルで、闘病生活を強いられているケースを多々見てきました。今まで健康そのものだった人でもある日を境に人生がガラッと変わってしまうということは、誰にでも起こり得るのです。天災で被害に遭うこともあるかもしれない。
そんなレアなことや、ネガティブなことを考えるのはおかしいかもしれない。大袈裟かもしれない。けど、今できることを今やる。船頭は私だ。自分の舟は自分で漕ぐ。人生後悔したくないからね。
音符はほぼほぼ読めりゃいい〜
テンポはゆるめの方がいい〜
センセは無口な人がいい〜
和音はぼんやりわかりゃいい〜
しみじみ弾けば、しみじみと〜ぉ〜
ぼちぼち弾けば、それなりに〜ぃ〜
無謀な曲でもぉ 音は鳴る
嬉し涙がこぼれたら〜あ〜ぁ〜
今日も漕ぐのさ 舟歌を〜
ルルルルルル
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コメント
オドロキで笑ってしまいました(笑)
無謀曲(?)への挑戦はすばらしいことだと思います。
私自身は難しい➡イヤになるというパターンなので、
無謀曲のなかでやりたいものが特にないのです。
というわけでGariさんの情熱がうらやましく思います。
これからもその情熱を持ち続けてください!!
舟歌って、めちゃ難しいんですね~(>_<)
勉強になります。
僕もGari論に賛成ですし、舟歌、応援してます!
「明日どうなるかわからない」っていう気持ちをもつのは大事ですよね。
だから、弾きたい曲を弾く、前向きだと思いますし素敵です♪
1日をいつも大切にしていきたいですよね。
Gariさんの弾きたいと思う熱意、情熱の先に、きっと得られるものは多いと思います。
八代亜紀さんの替え歌いいですね!(^^)/
あと、僕も「ピアノ弾けなくなるのが一番いやだなぁ」って考えて、
ちょうど明後日、脳ドックを受けてくるんですよ~(^^)/
「ピアノ弾けなくなるパターンって脳系の病気だよなぁ~」
って考えて…
これも、「明日どうなるかわからないし、当たり前にピアノ弾けるかもわからない」
っていう気持ちで自分で申込みました。
Gariさんのピアノライフが後悔のない楽しいものになりますように(^^)/
コメントありがとうございます。八代亜紀の舟歌は大ヒットしましたからねぇ。演歌はあまり聞かないのですが、父親が演歌ファンで、気づかないうちにいろいろ聞かされました。舟歌は嘉門達夫に替え歌バージョンも好きでしたよ。無謀曲、まだまだ他にもたくさん弾きたいものがあるので、これからも挑んでいきます!応援ありがとうございます。
コメントありがとうございます。私もいつもKAORUさんのブログからパッションたくさんもらってます。そのためにも、やはり健康管理は大事ですね。ピアノやってればきっと脳にも良い刺激がいってると思うので、脳ドックはきっと大丈夫ですよ。KAORUさんはまだまだ若いし。これからもお互い夫婦でピアノがんばっていきましょうね。