シンフォニア5番 装飾音の嵐と格闘中

私が使ってるインベンションの楽譜はヘンレ版、インベンション15曲とシンフォニア15曲が全て入っています。ヘンレの楽譜は見やすいし、開きやすい(譜面台の上で、クリップ無しでも安定して開いてくれる)ので好き。私のお気に入りの楽譜のひとつ。


練習曲としてインベンションを15曲全て取り組むというプロジェクトがようやく終わったので(それについてはまた別記事をおこす予定)、引き続きシンフォニア完奏目指して次なるプロジェクトに入りました。

シンフォニアは過去に1番、6番、15番をやっているので、今回は難易度の低いところから5番に取り組んでいます。

私の使っているヘンレ版の本、シンフォニア5番は、装飾音の無いバージョンと、装飾音有りのバージョンの楽譜が入っています。

こちらが装飾音無しバージョン



こちらが装飾音有りバージョン。装飾音のところをペンでハイライトしてみた。



ピアノの先生曰く、バッハのピースの装飾音はジャズのインプロバイゼーションと同じく、その場の気分で即興的に入れ込むものなので、同じピアニストでも演奏する日によって装飾音の入れ方も微妙に異なることが多く、それが聴き手にとってもおもしろいところなんだそうですね。ただし、素人の私には即興なんて夢のまた夢の世界なので、こうして書いてくれている楽譜があるとありがたいわけですが、しかしこのシンフォニア5番、流石に装飾音多すぎじゃないですか?こんなにたくさん装飾音入っている楽譜は初めてです。とてもじゃないけど、全ては入れられない。そして装飾音入れると、とてもじゃないけど難易度が低い方などとは思えません。シンフォニア5番、いろいろなバリエーションのトリルの勉強にはものすごく良い教材です。

先生には、とりあえず以下のことを気をつけて練習するようにと言われました。

- 誤魔化さない
- 全ての音を、装飾音も含めて、きちんと音を出すこと(音抜けを極力無くす)
- 装飾音も、あらかじめ書かれていた音符と同じように扱ってあげる

装飾音は音抜けがしやすく、自分自身でも音が抜けていることにすら気づかないことすらあります。これを機会にじっくりトリルの練習をしてみようかと思います。
シンフォニア5番も、とても綺麗で、練習していて楽しいです。




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コメント

ねこぴあの さんの投稿…
わたしも楽譜はヘンレです。楽譜が見やすいですよね。ときに指使いが鬼ですが(笑)

シンフォニア5番、先生の指示で装飾音ありで弾きました。
練習はありとなしどっちで練習したらいいか聞いた時、先生はどっちでもいいよと答えましたが、やってみると、なしで先に弾けるようにしないと無理でした^^;
装飾音ありだと難易度はシンフォニアの後半に入るかなと感じています(ソプラノとアルトのひきわけも難しかった)。

ところで勝手ながらリンクさせていただきました、今後ともよろしくお願いいたします^^
Gari さんの投稿…
ねこぴあのさん、こんにちは。私の先生にも、先に装飾音無しのバージョンできちんと弾けるようになってから装飾音のことを考えるようにと、釘を刺されました。やはり装飾音有りバージョンの方が断然曲の良さが引き立ちますね。これだけ装飾音がたくさん入ると同じ曲とは思えないくらい。
リンクしていただいて、ありがとうございます。私もねこぴあのさんのブログが好きなので、勝手にリンクさせていただいてました。こちらこそこれからも末永くよろしくお願いします。