再開して3年目の気づき
先輩のみなさんにとってはもう当たり前のことなのでしょうが
こんなことに3年もかかってやっと気づいた
余裕
余裕が無いと楽譜通りの音を並べるだけで精一杯
どこで脱力するかとか
手の形はこれでいいかとか
音の粒はそろっているかとか
どこでどうダイナミックを入れるとか
クリアな音色が出せているかとか
そう言ったことに弾きながら気をかけてあげられるのは
指が自信を持って楽譜通りの音を追えるようになった後の話だったんだ
譜読みが終わり、完全に音の並びを把握して初めて生まれる心の「余裕」
暗譜できたピースを弾いている時にその「気づき」があった
今まで速いと感じていたピースが実はさほど速くなかったような感覚
まるで時が止まったかのような、スローモーションのような感覚
楽譜を見なくて済むと言うことは、こんなにも他の部分に気を回してあげられるのものかと
自分の手の形が見える
自分の出す音が聴こえる
身体に力が入っていることに気づける
そういうことたち
楽譜をガン見して一生懸命音を追いかけてた時には
そこまで気持ちが回らなかった
頭ではわかっていても
自分の演奏に反映できない
そう、余裕
余裕がなかったのだ
だから録音してみて初めて気づくことが多かった
楽譜見ながら弾いてる時、自分の音が聴けてなかった
全ての取り組み曲を暗譜するのはもちろん無理があるけど
やっぱりたまには暗譜までする曲を作ってあげるといいんだな
今まで見えなかったものが見えてくる
今まで聴こえなかったものが聴こえてくる
と言いながら、その暗譜したピースの出来栄えは、さほど満足のいくものではなかったのだけれど、この「余裕」というものを垣間見ることができただけでも、3年目にして初めて気づいたことだったので、素直に喜んでおこう。
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コメント
記事を読んでびっくりしました!まだ3年目?!Σ(゚Д゚)
いろんな曲をたくさん弾かれているのに〜(それも難易度高めな曲ばかり)私なんて今月から6年目に突入しましたが進歩は亀の歩みのごとくスローで弾いた曲も少ないです~(^_^;)
素直にGariさん、ヤルな~って感心してます。(^_^)/記事に書いてある気付きの数々。2年間で気付いたなら上出来ではないでしょうか~素晴らしいわ~
私も3年経ちましたって記事を書いているのですが、(私の場合は3年間が経ったという意味なので4年目)弾いている曲が今弾いている曲と同じなんですよ~どういうこと?!インベンション9番は2年目です…(-_-;)亀です…(^o^;)
これからも様々な曲をばんばん弾いてくださいね~楽しみにしてます♪お互いに頑張りましょう♪(#^^#)
Gariさんも弾かれたイタリア協奏曲とゴルトベルクのシフさまの演奏は楽しまれたのかなぁ~(^O^)
コンサート鑑賞記を待ってますね~私はいよいよ1週間後です!シフさまはもう日本にいるんだろうなぁ~楽しみです♪(≧▽≦)
シフさんのコンサート、最高でしたよ〜。今まで聴いたクラシックコンサートの中で一番良かったです。きんどーちゃんも来週ですね。楽しんできてください。きんどーちゃんのコンサート感想ブログもすっごく楽しみです。