🎼 ドビュッシー バラード 苦戦の末

🎼 Debussy - Ballade Slave

RCM Level : ARCT
List D - Impressionist Repertoire

Start : 30 December 2021
Finish : 25 August 2022
Total Practice Time : 35 Hours 4 Minutes

いやはや、このピースは苦戦しました。予定では6ヶ月で終わりにするつもりだったのですが、いつも甘々な先生でさえ、6ヶ月経った時点で「今の時点では合格は出せない」とおっしゃった記念すべきピースとなりました。「ここで終わるならFail (不合格)」ということです。

ひとことで言うと、かなりの背伸び曲を選んでいたということですが、

ど先生「それ(背伸び曲だということ)はお互いに最初から分かっていたことですよねっ(キリッ)?でも背伸び曲をやるのは悪いことじゃありませんよ。たくさんの学びがあります。でも無謀曲と言えど、抑えてほしい最低限のポイントをクリアしてもらわないと合格はあげられません。」

その最低限のポイントとは:
- ポリリズム 
- メロディーラインを引き立たせる

この曲、ポリリズムの宝庫です。2:3、4:6、3:5、2:5実に豊富な品揃え。「Gariさんはせめて2:3、4:6のパターンのポリリズムだけはできるようにして欲しいです。3:5、2:5は難しいので、今回はできなくてもいいです。」と先生。

というわけで、夏休みまで補習となってしまった異例のピース。合計8ヶ月経ってようやく苦肉の「終了」となりました。ど先生も「This is your peak. ここで限界ね。(←きゃ〜〜キツイっすねぇ) でもほんとのことだから、笑っちゃう。このピースで学べることは今のGariさんの実力なりにはなんとかクリアしたと思えるのでパスにしませんか。」と。

意外なことに、自分でもできる限りのことはやったという実感が持てるので、これで終わりでいいです。なんか、出来栄えが酷い割には気持ちよく達成感を感じております。暗譜もしました。でも録音の時はやはり怖いので楽譜を見ました。譜めくりのタイミングは全くと言っていいほど無いピースなので、Piascoreの自動譜送り機能でスクロール移動しました。これ、かなり眼にこたえます。ちょっとでも目を離すと自分がどこ弾いてるかわからなくなり、パニくります。

ドビュッシーが作曲した唯一のバラード。ショパンのバラードに影響を受けて作ったとも言われているようです。この曲はうまい人が弾くとものすごく美しい曲なんです。大好きな曲のひとつです。ただ自分とはことごとく相性が悪かったという気もします。なんか、つかめなかった。それも良い経験です。あぁ、印象派、苦手意識がさらに強くなりそうだなぁ。






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