ショパンの伝記映画、邦題「愛と哀しみの旋律」を観た。
ポーランドで作られた2002年の映画で、キャストもポーランド人。主役のショパンを演じたピョートル アダムチクさん、顔立ち(特に横顔)がショパンに似てる!彼がピアノを弾くシーンがたびたび出てくるが、ノクターン嬰ハ短調など比較的簡単なピースはご自身で弾いているように見える。ちょっと調べてみたけど、この俳優が実際にピアノを弾いているかどうかはわからなかったけど、もしピアノ経験が無い方だとしたら、手の形とか、すごく脱力できているような感じだった。
ポーランドの原題は Pragnienie milosci、英語版のタイトルは Desire for Love。Google翻訳を使っても同じように出るので、英語タイトルは原題直訳しただけみたい。それを日本語に直訳すると「愛の願望」。でも邦題は美しく意訳されて「愛と哀しみの旋律」。
ショパンの伝記映画ということで容易に推測できることだが、ショパンの音楽がたくさん使われている。サウンドトラックの演奏に横山幸雄も貢献しているということで日本人としては親近感が沸く。ポーランドで作られた映画なので、ピアニストもポーランド人でかためることもできただろうに、やはり世界的に売るための営業活動なのかも。ちなみにチェロの演奏はヨーヨー・マが貢献している。
ショパンの半生を描きながら、ジョルジュ サンドとの恋愛に焦点を当てて作られた映画なのだが、構成が今ひとつで、何を視聴者に伝えたかったのかよく分からないというのが私なりの感想。ネタバレ的なことを書きたくないので、詳細は省くが、どこまでがホントなのかわからない。ショパンはポーランドの国を誇る偉大な人物で、この映画がポーランドでポーランド人の監督、キャストを使って作られたとなると、事実を忠実に再現していると解釈していいのだろうか?その結果としてショパンにネガティブな印象を与えてしまっても。この映画のレビューを見ても、実際あまり高く評価されていない。私の想像の中でのショパン像とは大きく異なっていたということだけは確か。
あまり後味の良い映画とは言えなかったけど、ショパンファンとしては、観ておきたい映画のひとつだったので、まぁ音楽が良かったからよしとしよう。ポーランドで作られた映画を見る機会も、なかなかないことだしね。
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コメント
AmazonPrimeにある作曲家を題材にした映画は一通り鑑賞しましたが、この作品はなかったので知りませんでした。
私は動画配信サービスはアマプラに入会しているだけなのですが、アマプラは他の動画配信サービスよりも会費がかなり安い分そんなに映画は豊富ではないんですよね。^^;
この作品はショパンの肖像画に結構似てますね~Gariさんがおっしゃるように横顔が似てる〜(^^♪
ショパンコンクールの会場に飾られたあの横顔♪
やはりポーランド人だからでしょうか。
wikiを読みましたがストーリーはクラシック&ショパン好きにはやや物足りないですね~(^_^;)
ラブ&人間関係が中心で作曲家の伝記的な話はあまりなさそうな感じ。ジョルジュ・サンドとの関係がメインみたいですね~
私が見たモーツァルトやパガニーニの映画もラブ♥がメインで物足りなかったです(笑)
アマプラにないので未鑑賞ですが「即興曲〜愛欲の旋律」も邦題の通りラブ♥メインでしょうし。(ラブコメみたいですw)
商業的に売れる映画にしないと赤字になってしまいますもんね~
クラシック好きはショパン自身やショパンの音楽について深く掘り下げた作品が見たいですが、クラシック好きはごくごく一部しかいませんし。(^o^;)
作曲家の映画として高評価な作品としてはアマデウスがNo.1でしょうね~Gariさんはご覧になりましたか?!
私はずっと気になりながらも機会を逃して未鑑賞なんです。アマプラにもないのでDVDを買うしかないかなぁ~でも、アマデウスはアカデミー賞8部門をとった作品だからDVDを買う価値がある作品かもしれません。
やっぱり作曲家の映画は気になりますよね~(^o^)
ストーリーがいまいちでも作曲家の曲が流れるのは魅力です。この作品はヨーヨーマと横山幸雄さんが参加されている所が凄いな~(^^)
作曲家の映画ではないけれど「戦場のピアニスト」はショパンの魅力がたっぷり詰まった作品でした♪(*^_^*)
先ほどのコメントきんどーです。