カナダでピアノ⑥ カナダ式バッハ攻略法

[カナダでピアノ]シリーズ、6回目の今日は、カナダでバッハはどう取り入れられているかについて書きたいと思います。


カナダのピアノ教育でバッハは?
カナダでピアノを習うと、Royal Conservatory of Music (RCM) ロイヤル音楽院という学校のカリキュラムに沿って教える先生がほとんどという話は以前のブログに記しました。RCMのシラバスでもバロック時代のピースは初等教育の時点で取り入れられているので、ピアノを始めて1年目の子どもでもバロック音楽のピースに取り組みます。バロック時代でバッハ以外の作曲家のピースも多少は入ってはいますが、レベルが中級以降になると、JSバッハ一色になります。カナダではバイエルもツェルニーもハノンもやりませんが、バッハだけは常にやっていかなければならないという位置付けになっています。


1年に何曲バッハをやるの?
RCMではレベルが1〜10まであり、レベル10が終わるとその後ピアノの先生の資格が取れる特別なレベルが2段階あります。個人差はもちろんありますが、平均的にはレベル8くらいまでは1年で1レベルクリアするような感じです。以前にも書きましたが、RCMは5期練習法なので、5つの時代区分からそれぞれ2〜3曲手掛ければ良いというシステムです。つまりバロック時代のピースも1年に2〜3曲やるような感じです。


インヴェンション、シンフォニアはどのレベル?
多くのピアノ学習者が手がけるインヴェンション、シンフォニアはRCMではどのレベルに位置しているのでしょう?
RCMのシラバスからレベル7〜10を見てみると、以下のような感じです。
例えば1年に1レベル上がって行くと仮定して、ひとつのレベルから2曲やりましょうと言われたら、どれにするか迷ってしまいますね。美味しそう。

レベル7 インヴェンションNo.1,No.4,No.8、フランス組曲No.4 アルマンド、No.5 ガヴォット
レベル8 インヴェンション上記以外の12曲、フランス組曲No.2 アリア、No.3 メニュエット
レベル9 シンフォニア 全15曲、平均律第1集 No.2 (ハ短調)
レベル10    平均律、フランス組曲、イギリス組曲


バッハもビュッフェスタイル
上述の通り、1年に2〜3曲やれば次のレベルに移れるので、RCMではインヴェンションもシンフォニアも2〜3曲取り組めば充分とされています。2〜3曲やれば、それぞれのテキストで教えたい内容はカバーでき、他の同レベルのピースも短時間で楽に弾けるようになると信じられています。それよりいろんなバッハを試食した方が美味しいわよと。ど先生ももれなくこの方針に乗っ取っているので、私のバッハ歴もまさにビュッフェ式。大人になってからピアノを再開して過去2年の間にインヴェンション、シンフォニア、平均律、ファンタジア、フランス組曲を少しずつ、色んな味を楽しんできました。そして今年はイタコンで、これまた違った面白みがあって、ますますバッハに魅了されてます。ビュッフェ式もしくは飲茶スタイルの選曲で、確かにすごく楽しめます。そして、さまざまな作品に取り組むことから違った性格のものが得られるので、美味しいとこどりという感じ。そういうアプローチの仕方も有りなんだなということでカナダ式バッハ攻略法をご紹介しました。


うちのオットはビュッフェも飲茶も嫌い。「ちょこちょこ食べるより、一品をガッツリ食べたい」派。私は色んな種類のお料理を少しずつ食べたい派。やっぱりお食事もピアノもそれぞれの嗜好に合ったものを選ぶのがいいですね。






コメント欄について
コメントは承認制ではありませんので、コメント欄右下の「公開」という文字をクリックしていただけると、即反映します。Googleアカウントが無い方でもご自由にコメントしていただけます。GoogleアカウントのBoxをクリックするとお名前を入力することも可能です。bloggerの不具合でコメントがうまく反映できない場合は、お手数ですが再度入れ直していただけると幸いです。 

にほんブログ村 クラシックブログ ピアノへ

にほんブログ村 クラシックブログ やり直しピアノへ

PVアクセスランキング にほんブログ村

コメント