ピアノを再開してそろそろ丸2年。
子ども時代のピアノ歴6年。当時ツェルニー30番をなんとか終わらせ、40番に入った矢先にピアノをやめた。(自慢じゃないけど、これ、かなり遅いペースでしょ)
再開してからいわゆる狭義での「練習曲」と呼ばれるものは取り入れてきてない。
なぜなら練習曲が嫌いだから?
はい、練習曲は嫌いです。できればやりたくないもののひとつです。
そして偶然にもカナダのRCM方式はいわゆる狭義での練習曲というものをやらない方式だったので、好きなピースだけ弾かせてもらっている。
そもそも練習曲って何だろう?
- 指の練習をする曲
- さまざまなテクニックを意図的に盛り込んだ曲
でもいわゆる練習曲というジャンルに入っていない曲でも、しっかり指の練習になっているし、さまざまなテクニックがあちらこちらに散らばっている。つまるところ、全ての曲は練習曲になりうる。日本のピアノの先生の中にも、練習曲は必要ない、テクニックは曲の中で出てくるごとに練習すれば良いという方もいらっしゃる。
カナダのRCM方式も然りで、いわゆる狭義での練習曲をルーチン的には取り入れないやり方。「練習曲」というタイトルのテキストは使っているけど、いわゆるバイエルやツェルニーを一冊全部やるというアプローチではない。カナダの音大ピアノ科1年生はツェルニーって何?って言う人たちがほとんど。音楽史の講義でツェルニーの名前は一応習うらしいが、子どもの頃全くツェルニーを弾いてない子どもの方が多い。カナダのピアノ教育が世界の他の国に比べて劣っているとは思いがたいので、いわゆる狭義での練習曲は、絶対にやらなければいけないというものではない気がする。
練習曲が嫌いで、それが理由でピアノをやめてしまうくらいなら、練習曲はいっそ排除して、好きな曲だけ弾いてればいいじゃない?(私はこれ)
練習曲は嫌いじゃないけど、ピアノを練習できる時間は限られているから、好きな曲の方に時間をかけたいというのもひとつの選択だと思う。
「これじゃなきゃいけない」という教材は無い。
そもそも練習曲って何だろう?
私にとっては、取り組んでいる全てのピースがピアノの練習になっているから、ベートーベンもショパンも全てが練習曲だ。
独学のピアノ学習者は、自分に合ったアプローチで練習プログラムを組めばいいと思う。
先生についている人は、先生ときちんと相談して、取り組む曲や教材に疑問を感じたら素直に話してみよう。
いずれにしても、自分に合った、納得のいくプログラムでピアノライフをエンジョイしていくのがベストだと思う。
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