Georgijs Osokins さんの一次予選、二次予選の演奏を見て、見れば見るほど味があって、興味深い演奏をする人だと感じました。本当に不思議な魅力のあるピアニストです。他のコンペティターと同じ曲を弾いているのに、全く違う曲のように聴こえるものが多いです。
彼についてもっと知りたくて、二次予選後のインタビューをみてみました。印象に残った言葉をかいつまんで紹介しますね。
二次予選でマズルカを弾くのは一般的じゃないけど、どうしてマズルカを選んだのかという質問に対して、彼の応えは、
「僕は今回の全てのプログラムを自分自身の音楽への愛に基づいて選んでいる。他のコンペティターが何を弾くとか一切気にしていない。」
「僕にとって、最も重要なものはアート、芸術だ。最も重要なことは「どう弾くべきか」ということではない。イマジネーションの世界というものは、現実の世界より遥かにリッチで、僕のピースの解釈は全てイマジネーションをベースにして創り上げられている。今日の自分と昨日の自分は全く違う演奏をしている。」
「二次予選の会場は湿度が低くて、ピアノの調子があまり良くなかった。自身のコンサートとは違って、コンクールではリハーサルが出来ないから、前もってピアノを知ることができないところは難しい。」
「でも二次予選での僕の演奏は良いエネルギーとアドレナリンを感じることができて良かった。アドレナリンは常に僕の友達だ。アドレナリンはパフォーマンスに命を吹き込むための扉を開いてくれる。」
三次予選に向けて、どのように考えているかという問いに対し、
「僕はこのコンクールをフェスティバル、お祭りのようなものと捉えている。僕たちはアーティストだ。どんな状況でも、アーティストでいつづけなければいけない。そう考えるとプレッシャーは全く感じなくなる。このイベントは僕にとっては、ショパンの音楽を愛する者たちのメッカのようなものだと思っている。」
また、2015年のインタビューでは、あなたにとってのショパンコンクールを3つの言葉で現してくださいという問いに、
- リスクを恐れない
- インプロヴァイゼーション
- 会場の雰囲気を捉えること
コメント
私のブログでぴあのりこさんがGariさんがオソキンスのインタビューについて記事で書いてらっしゃるとコメントで教えて頂いたので読みたくて伺いました。
今回のショパコンで1番私のハートを鷲掴みにしたのがオソキンスです。彼のことが知りたくてググって情報をチェックしました。前回の演奏もYou Tubeで探して聴きました。
それほど魅了されちゃいました♥
「僕にとって、最も重要なものはアート、芸術だ。〜〜今日の自分と昨日の自分は全く違う演奏をしている。」「アドレナリンは友達だ」
言ってる事が凄いなあ!演奏やルックス同様でかなり個性的でユニークな方ですね。正に真のアーティスト。演奏家と言うよりも芸術家ですね!演奏そのもの!
インタビューを記事に書いて下さってありがとうございます。m(_ _)m
(英語がわからないので助かります♪)
他のショパコンについて書かれた記事も興味深く拝見しました。Gariさんのオススメコンテスタントの演奏を聴いてみますね〜
HNは「きんどーちゃん」デス(自らちゃん付けですいませんw)