Chopin Talk 〜 小林愛実ちゃん

コンクールのインターミッションの時間に、毎回何人かのコンペティターを招いて30分間のインタビューがあったんですね。二次予選の初日のゲストスピーカーは小林愛実ちゃんでした。

まず最初にインタビュアーが聞いていたのが、例のイスのトラブルの件。どうやら椅子が低すぎて、他の椅子をトライしてみたけれど結局納得のいく高さではなかったので、やむなくそのまま弾くことにしたと説明してました。愛実ちゃん自身、ステージに上がってからまたバックステージに戻ることには非常にためらいがあったし、こんなことをしたのは初めてだったそうです。ほかのコンペティターから、今回のピアノは少し鍵盤が重めだと言うことも聞いていたので、特にエチュードでは椅子を高くして弾きたいと思ったから、勇気を出して交渉してみたとのことでした。

インタビュアーから、なぜ日本人はこんなにもショパンが好きなのか。他の偉大なる作曲家、ベートーベン、モーツァルトと比べても、日本人には特にショパンが最も人気のあるクラシック作曲家のように見えると質問されてました。私にはショパンが日本で一番人気のある作曲家かどうかは、正直わかりません。ただピアノ愛好家だけに限定すれば、たしかにショパンが一番人気のある作曲家かもしれませんね。なぜショパンがこんなにも人気なんでしょう。私自身もやはりショパンが一番好き。私の場合はやっぱり彼の作品がものすごく素晴らしいものが多いからというのが理由です。愛実ちゃんはこの質問に対して、ショパンのパーソナリティは物事や気持ちをダイレクトにしゃべるのではなくて、内に秘める控えめなタイプの人間のような気がする、そしてその部分が日本のカルチャーや日本人の性格に近いのではないだろうか、だから日本人はショパンの音楽に強く共感するのではないかとおっしゃってました。さすがに世界で活躍するピアニスト、言うことが違いますね。私のように「好きだから」だけではないんですね。

そしてポーランドと日本はカルチャーがにている部分があるというにも話題になっていました。たしかに私も数年前にワルシャワとクラクフを旅行した際に、街全体から伝わってくる控えめでかつ繊細な印象がまるで京都を彷彿とさせると感じました。そしてその落ち着いた雰囲気が非常に居心地の良さを感じたものです。ポーランド人と国際結婚されている日本人も多いとか。

インタビューでは愛実ちゃんはすごくリラックスした様子で、舞台の上では見られない愛らしさも伝わって来ました。演奏だけでなく、インタビューを見るのも私の楽しみのひとつになりました。いや〜しかし、わたし、かなりショパコンにハマってるわ。完全にもうピアノオタクの域ですよね😅

下のリンクのインターミッションで愛実ちゃんのインタビューが見られます。




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