セミファイナルの結果発表前に書いてます。
Gariの勝手な予想でファイナルに進んで欲しい10人はずばりこの方達。自分の選んだ人、入ってるかなぁ、入ってるといいなぁ。コンクールの楽しみのひとつです。
一応、23人全員のソナタ1、4楽章、もしくはプレリュードの一部を聴いてみました。
Szymon Nehring 26歳
何度聴いてもシモン君、この人の演奏が一番ショパンのイメージにぴったり。高音はクリアーで美しく、低音もしっかり効かせてる。全体的に音がメローでまろやかな感じがショパンのイメージにぴったり。フォルテも強すぎないけど、しっかり重みが出ているのが私のイメージするショパンのフォルテなんです。そして細かい部分まで丁寧に音を作り上げていて、表現が繊細で心に響くんです。ただセミファイナルはものすごく緊張している様子がひしひしと伝わってきて、前半は特に硬い感じだったのが心配。でも彼のソナタは最高に素晴らしかったです。
Aimi Kobayashi 26歳
愛実さん!先ほど別記事に書いたので、ここでは詳しく書きませんが、もう勢いは彼女にあるような予感がしてなりません。
Eva Gevorgyan 17歳
一次、二次、三次とどんどん良くなっているEvaちゃん。17歳でこのレベルに達しているとは、本当に末恐ろしいです。ソナタの最終楽章、死者の魂がふわふわと宙に舞っていくような感じが伝わってきて、鳥肌が立ちました。
Kyohei Sorita 27歳
三次の演奏も素晴らしかったですね。でもご本人はインタビューで「セミファイナルでは自分のやりたいことが出来なかった。」とおっしゃってましたね。自分に厳しい方なんだなぁと改めて尊敬します。ファイナルでもがんばって欲しいです。
ということで、私の中でのベスト4は上記の方々、一次予選の時点から全く変わっていません。
Nikolay Khozyainov 29歳
2010年のショパンコンクールの時、18歳で史上最年少ファイナリスト(その後2015年にカナダのTony Yang君が17歳で記録塗り替え)となったニコライさん。さすがに実力者ですね。いつも堂々たる演奏ですよね。
Alexander Gadjiev 26歳
先日30分間のインタビュー番組を見て、親近感が湧いてしまいました。彼の表現力もオリジナリティがあって良い感じ。オソキンスさんのいなくなったコンクール、インプロヴァイゼーションの得意なガジェヴさんがファイナルに残ってくれると嬉しいです。
Martin Garcia Garcia 24歳
いつも陽気なマーティンさん。個人的にはあまり彼の演奏には惹かれるものがないのですが、オリジナリティがあるので、ファイナルに残りそうな気がしました。今回のコンクール、一次、二次と結果を見てきて、ミスタッチなく上手に弾けるという技術的に高い能力を持っているだけでは上に進めないような感じを強く受けています。心が入っていて、オリジナリティのある人が残っている感があるので、彼は残るのでは?ファイナルではオペラシンガーになっちゃったりして。
Kamil Pacholec 22歳
ポーランドの男性って、ハンサムな人がすごく多いんですよ(←そこかい!)。数年前にポーランドへ旅行に行った時に、あまりに美男美女の多い国だと驚いたんです。カミル君もすごいハンサム。モデル業でもやっていけること間違いなし。彼の演奏、ことごとくシモン君に近い気がして、それこそ顕微鏡で見ないと差が見えないほどに僅差。なので、ファイナルに行くのではないかと。
Miyu Shindo 19歳
実優ちゃんも、一次、二次、三次とどんどん良くなる感じですよね。エネルギッシュでオリジナリティがあって、Evaちゃん同様、すごいポテンシャルの有るピアニストだと思います。是非ファイナルでも彼女の演奏が聴きたい。
実は最後の1人を選ぶのに結構悩みました(誰も聞いてないって。勝手に悩んでくれ。と後ろでダンナが言ってる)。ポーランドのJakob 君か、カナダのBruce君か、はたまた中国のHao Rao君か。やっぱりポーランド勢はショパンの街で育っているだけに、マズルカの表現力がやはり強い気がしてJakob君に一票としました。
あ、結果発表もうすぐです!
ではまた後ほど
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