今日の愛実ちゃんのパフォーマンス、言葉では現せないくらい感動的でした。
まさに迫真の演技。愛実ちゃん、もう持っていっちゃってくださいという感じ。ものすごい集中力。過去のインタビューで、愛実ちゃんはピアノを弾いている時、「別の世界に入っている」とおっしゃってました。彼女は何万種類も違った音色を持っている感じです。先日のGadjievさんの言葉を借りると、顕微鏡でショパンの音楽をマイクロレベルで観察している感じ。愛実ちゃんの演奏から、彼女はショパンを知り尽くしている感じがしました。あまりに感動して涙なくしては観られなかったです。
愛実ちゃんは一次、二次、セミファイナルと毎回、そして全曲、かなり完成度の高い演奏を披露してくれたと思います。他のコンテスタントとくらべても、ここまで三回ともに完成度の高い状態でキープできたのは彼女だけではないでしょうか。
インタビューで、彼女の今回の目標は「楽しんで演奏すること」そして「セミファイナルで初めて心から楽しんで演奏できたから自分なりのゴールは達成できた」とおっしゃってました。
6年前にショパコンに出る前に、「もうピアノを辞めようと思っていた時期があった」とおっしゃってました。その辞めようかと思っていた時期に、偶然前回のショパンコンクールがあって、参加する気持ちになった。あの時あのタイミングでショパンコンクールがなかったら私、ピアノ辞めてたかもしれない。だからこのコンクールは私にとって特別なコンクールなんです。(今回のショパンコンクールオフィシャルのインタビューより)
時間がなくて全て見られないわという方、是非プレリュードNo.15. 雨だれと、 No.24 プレリュード最後の曲は必見です。
流れはもう愛実ちゃんにあるような予感。ファイナルが待ち遠しい。
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