半音階スケールが曲の中で出てきた場合

ショパンのノクターン19番に出てくる半音階スケール。ハノンで半音階の練習していた成果が出せる場所だっ!と思って弾いていたら、先生からまた衝撃的な指摘が。

「曲の中で半音階スケールが出てくる場合、指の練習でスケールを弾いているように聞こえない方が良いんです。」

「特にノクターンはレガートの旋律の美しさを引き立たせたいので、スケールテクニックを練習しているように聞こえないようにする。そのためにはテクニックでやってきた1313の指番号を変えるといいんです。実際に楽譜でも違う指番号になってますよね。」


うわっ、ちゃんと楽譜見てなかったわー。確かに指番号は1313にはなっていない。そして楽譜が推奨する指番号、先生が赤で書き直した。うちの先生はよく私の小さい手に合わせて指番号書き直してくれる。

「指番号を変えるだけで、音がスムーズに流れるようになるんですよ。1313のままだとカチカチと硬い感じに聞こえます。ね、指番号変えるとショパンらしくなったでしょ?」

確かに先生のおっさるとおりでした。こういう時、先生についててほんとに良かったと思います。自分では一生気づかなかったようなことを教えてくれるので。

ハノンのテキストの半音階スケールの指番号は以下のとおり1313の連続。


しかしずっとこれに慣れてきちゃっているから、ここで指番号を変えるのも一苦労だった。

ちなみにハノンのテキスト、半音階スケールの最後のページにちゃんと有ったよ。レガートに聞こえるためには指番号を変えろと。ひとりで練習してるとなかなか細かいところまでちゃんと見てないね。











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