レッスン記〜ピアノは顔で弾く?!

レッスン受けてて良かったと思える瞬間のこと

フランス組曲、第5番のブーレを診てもらっていた時

先生の言葉にまた衝撃受けた。

「Gariさん、この曲は顔で弾かないとダメです。」


そして先生は「ちょっとどいて下さる?」とおもむろにピアノにすわり、ブーレを弾きはじめた。言葉にあらわすのは難しいけれど、フレーズの方向性、ベクトル↗️が変わる時に顔の表情をコロコロ変えていくんです。驚いたような、楽しそうな、滑稽な表情、そして長調から短調のフレーズに変わる部分では不思議そうな、悲しそうな表情。短調から長調に戻る時は安心したような顔。短い一曲の中で、巧みに表情が変わるんです。

Gari:「表情は無理に自分で作るものなんでしょうか。それとも自然に内面から出るものなんでしょうか。」

ど先生:「曲に入り込むことができたら、自然に顔の表情がついてきます

「今のGariさんは、楽譜に書かれている音は正確にとれていますよ。ただね。。顔の表情がついてこないとこの曲は面白みが半減します(キリっ)。逆に表情豊かに弾くと曲が生きてくる。」


ど先生、その域は私はまだまだ未知なる世界。「曲に入り込む」とはいったい。。とりあえず真似ごとから始めてみよう。いつも怒ったような顔で楽譜を睨んで弾いてたら、たしかに楽しそうな舞曲はうまく弾けるわけがないわな。





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