先生は必要か

「ピアノ学習に先生は必要か」よく大人ピアノ学習者の間で話題になっていますね。私は子どもの頃先生について習っていたので、大人になって再開した時には先生がいなくても独習でなんとかなると思っていました。確かになんとかなるというのは間違いじゃないと思います。普通に楽譜を読んで弾くことは先生がいなくてもできますからね。子どもの頃に教わった練習の仕方などもある程度は覚えているので、自分のレベルからよほどかけ離れていない曲であれば、普通にある程度の速さで弾けるようになっていました。やはり独習だとお金がセーブできるし、これからプロになるわけでもないんだから先生につかなくてもいいと思っていました。

私は2020年にピアノを真剣に再開してから先生について習い始めました。やっぱり先生がいた方が数段効率よく上達できるということを身を持って体験しましたね。


先生についていて良かった点:

1. 自分では気づかなかった間違いを指摘してもらえる

2. 苦手箇所の問題克服のTipsを教えてもらえる

3. 曲想の付け方やアーティキュレーションなど、楽譜を見ているだけではなかなか習得できないことを指摘してもらえる

4. モチベーションをキープしやすい

5. 自己満足の暴走に歯止めをかけてもらえる

6. 練習メニューをカスタムメイドで提案してもらえる


1. 自分では気づかなかった間違いを指摘してもらえる

「思い込み」ってありますよね。楽譜のシャープ、フラット、リズムなど、間違って覚えてしまっていて、正しいと思いこんでいるので後になると気づかない。先生はそういう部分をすぐにキャッチしてくれます。


2. 苦手箇所の問題克服のTipsを教えてもらえる

苦手な部分、どうしても弾けない部分、ただ時間をかけるだけでは全然進まない、改善しないことってよくあります。さすがに先生はいろいろな練習の仕方を知っているので、問題に合わせた練習の仕方を提供してくれます。「へぇ〜こういうやり方もあるのね。」と感心することもしばしば。先日うちのオットも「先生に言われたとおりのやり方で練習したら劇的に進歩した!」と感動していました。


3. 曲想の付け方やアーティキュレーションなど、楽譜を見ているだけではなかなか習得できないことを指摘してもらえる

曲想、自分ではそれなりにつけているつもりでも、聴き手には伝わっていないことが多いですね。先生はそういうことを指摘して、どう表現したらもっと良くなるかアドバイスしてくれます。アーティキュレーションは自分ではどこにどうやって入れていくかさっぱりわからないことが多いので、先生の存在はありがたいです。


4. モチベーションをキープしやすい

毎週1回レッスンがある→お金を払っている→だから練習しなきゃ

独習でこれをキープするのは一般的に難しいと言われていますよね。


5. 自己満足の暴走に歯止めをかけてもらえる

私、自分にかなり甘いんです。「ちょっと弾けるようになった」時点で「すっごくよく弾けている」と思いこむ勘違い野郎。先生はそれに歯止めをかけてくれます。


6. 練習メニューをカスタムメイドで提案してもらえる

生徒のレベルにあった効率の良い練習メニューを提案してくれて、進む速度や問題点に応じてモディファイしてくれます。やはり先生は経験が豊富なのでひとりひとりに合ったやり方を教えてくれるんですね。オットと私は同じ先生についていますが、提案してもらっている練習メニューは全然違います。


まとめ

これまで約1年間レッスンを受けてきましたが、やはり先生についていて本当に良かったなぁと思える瞬間が何度もありました。独習で続けていたら今の自分のレベルには到底及んでいないと思います。時には先生がピアノ学習のお医者さんのようにみえることもあります。独習は可能です。でも先生は効率よく生徒を引っ張っていってくれると思います。


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