バレンボイム大先生のYouTubeチャンネルで、5分間ピアノ解説シリーズが出ているのを見つけました。今ちょうどベートーベンの月光を練習しているので、興味深く拝見しました。今まで彼のしゃべっている映像を見たことがなかったのですが、やはり語りが入ると親近感湧きますね。5分と言うのもほどよく見る気をそそられる時間ですよね。
このビデオの中でバレンボイムは、ベートーベンの月光第一楽章はモーツァルトの「ドン・ジョバンニ」のメロディーをアレンジしていると解説しています。なんと興味深い!調べてみるとたしかにドンジョバンニの方が月光より先に作られているんですね。そして「月光」というタイトルは後世の人がつけた名前で、ベートーベン本人がつけたわけではないという話はよく知られていると思いますが、バレンボイムは月光1楽章のメロディーからは「死」や「葬送行進曲」をイメージすると言っています。確かに月の光というよりは死のイメージの方が強いですよね。とても参考になりました。
この5分間シリーズ、他にもたくさんの曲を紹介しているのでしばらく楽しめそうです。
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