Gabriela Montero とてもユニークなリサイタル


 本日はライブストリームでGabriela Monteroのコンサートを堪能しました。とにかく個性的なピアニストで、色々なサプライズがあり、とてもユニークなショーでした。

まずシューマンの子供の情景Op.15を引き終えると、ピアノ の椅子に足を組んですわり、リラックスした雰囲気でマイクを持ってスピーチが始まりました。いかにもステージ慣れしているエンターテイナーの雰囲気でした。そして彼女自身が作曲した故国ベネズエラの思い出を描いた5曲を演奏してくれました。どの曲も非常に情景や彼女の思いが反映されていて素晴らしい曲ばかり。楽譜を手に入れて弾いてみたいと思いました。休憩を挟んで後半戦はドミトリー・ショースタコーヴィッチという作曲家のソナタNo.2でしたが、意外なことにiPad持参で楽譜を見ながらの演奏。これはプロのパフォーマーとしてはちょっといかがなものかと。続いてショパンのバラード1番、ショパンの曲はこの一曲のみ。やはりChopin Institute主催のイベントですからショパンをもう少したくさん弾いて欲しかったなぁと思いました。締めくくりは、インプロバイズ(即興)の披露で、会場のお客さんにテーマを歌ってもらい、そのテーマを利用して彼女が即興するというエンターテインメント。これは聴く価値有り、非常に素晴らしかったです。調べてみると、彼女は最近即興をメインに活動しているようでした。今まで知らなかったピアニストの演奏を聴けるので、やはりライブストリーミングっていいものですね。


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