チョピンって。。。

カナダに引っ越してきて驚いたことの一つ。音楽の授業の違いです。

日本人は小中学校できちんと音楽史を習っているので、偉大な音楽家の名前は誰もが知っていますが、カナダの義務教育では音楽の時間そのものが非常に少なく、あったとしても楽器を使う授業が多く、音楽の歴史や偉大な作曲家のことは全く習わないそうなんです。

良かった面もありました。娘が小学生だった頃、公立の学校へ通わせていましたが、希望者のみに弦楽器のレッスンを週に２度提供してくれていたので、２年間バイオリンを習うことができました。小学校高学年になって転校した先の学校では、ブラスバンドが授業に含まれていて、そこではサクソフォンを習いました。

ハイスクール（日本の中２から高３にあたる５年制）からは音楽は選択科目になるので、希望者のみになります。娘のハイスクールはブラスバンドとジャズバンドがあり、ここでも５年間サクソフォンを習いました。ハイスクールでもパフォーマンス中心で音楽史は一切習いませんでした。なので娘の友だちの中には真顔で「チョピンって誰？」という子も多いようですよ。