「好き」だけじゃダメですか?〜何のためにピアノを弾くのか

 大人のピアノ学習者は「何のためにピアノを弾くのか?」と自問自答することって時々あると思うんです。


1.ピアノが好きだから

深く考えずにパッと出てくるのがこれ。ピアノが好き。好きこそものの上手なれ。「でももうちょっと具体的に、なんでピアノをそんなに真剣に頑張っているのか考えてみようよ。目標は明確でないとものごとは長続きしないんだと。」と夫に言われた。


2.どうしても弾きたい曲があるから

一般的にピアノを始める時、必ず何か弾きたい曲があるからですよね。弾きたい曲がひとつだけなら短い期間で終了するプロジェクトになりそうですが、弾きたい曲は湯水の如く溢れ出すんですよね。必然的にネバーエンディングプロジェクトになります。


3.自分の手から憧れの曲が流れることの爽快感

私の場合、これが一番の理由かも。自分の手から憧れていた曲が流れると達成感、爽快感を感じます。これがピアノを続けていることの醍醐味。


4.何かひとつ夢中になれるものがある人ってカッコいい

職場の同僚でウルトラマラソンに出ている人がいます。50kmから100kmの距離のマラソンで、イベントによっては高低差1000mを超える山の中を走ることもあるそうです。毎年1〜2のレースに参加するため、毎朝5時に起きてランニングをしてから会社に来るという爽やかな40台の女性。何かひとつ夢中になれるものがある人ってほんとにカッコいい。憧れの存在です。彼女に影響されて、私も何かひとつ打ち込めるものが欲しいと思っていました。ピアノを真剣に続けている私たちも結構カッコいいですよね?


5.少しずつ物事が進歩していく様を見ることで達成感を感じる

ひとつの曲が全く弾けなかった状態から徐々に出来上がっていく。そしてスムーズに弾けるようになった時の達成感、喜びは素晴らしい!


6.ピアノを弾くことから派生して様々な知識を増やせる

ピアノ学習を進めていくとごく自然に作曲家のこと、その曲に秘められたバックグラウンドなどをもっと知りたいと思うようになります。他のピアノブロガーの方たちの記事からも沢山の情報をもらって、日々音楽の知識が増えていっているのを実感します。もの知りになっていく自分に満足感アップ。


7.自分だけのための自分を持つ(役割を増やす)ことの満足感

ピアノを始める前の私は、母、妻、子ども、会社員と主に4つの役割がありました。ピアノを始めてから、毎日「ピアノを弾く自分」という役割に分配する時間が劇的に増え、「誰かのための自分」ではなく「自分のための自分」という時間を見つけたような気がします。それがなんとも言えず嬉しい感じがするんですよね。


8.痴呆症予防

歳とってもピアノを続けていると痴呆症予防になるそうです。これはありがたい副産物ですね。


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