今年の年初にノクターン21曲全てを制覇したいという10年越しの企画をたてました。何でもいいから何かひとつのシリーズものを制覇してみたいんですよ。ベートーベンのソナタやショパンのエチュード制覇は無謀なので、ノクターンは比較的取り組みやすくて美しい曲が多いから現実的かなと思い、これを選びました。具体的にどういうペースでやっていくかは考えていなかったのですが、この夏何かいつもできないことを試してみたいと思い、7〜8月の2ヶ月で何曲ノクターンが弾けるかという「ノクターンマラソン」なるものを勝手に作り、楽しく取り組んできました。
難易度の低い曲から順に初めました。No.2 とNo.20の2曲は数年前に練習したことがあったので、意外に指がまだ記憶していてすんなりと弾けるようになりました。7月中に簡単な方から6曲終了し、8月にNo.15に入ったのですが、これが意外に苦戦しており、先生がなかなかパスマーク出してくれません。8月ももう後半なのでこれ以上新しい曲に手を出すのは危険なので、今回の夏のノクターンマラソンの結果は7曲でした。今年の5月にすでにパスした1曲も合わせて合計8曲制覇しました。譜読みしてまずまずのスピードで弾けるようになったという程度で、曲想をつける域には達していないので完成度は非常に低いんですけどね。自分の予想を上回る結果なので非常に満足ですが、これから取り組む曲は難易度の高いものばかりなので、この夏ほどには速いスピードではこなしていけないでしょう。残り13 曲、向こう9年間ありますから1年に1〜2曲できれば目標達成。なんとかなりそうな感じです。
ショパンは私の大好きな作曲家なんですが、さすがにノクターンばかりにどっぷり浸かった2ヶ月間、ほかの曲を弾くとなんか調子がくるっちゃうという不思議な感覚を覚えました。それも良い経験だったかも。上半期はRCM方式でいろいろな時代の曲を並行して学んで行く方法を試してきましたが、改めてそれが今の自分には落ち着ける心地よいプログラムだったんだと思っているところです。ドビュッシーやベートーベンが恋しい!という感じ。
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