XX歳からのピアノ

最近うちではピアノの取り合いになっています。我が家は3人家族ですが、ピアノが1台しかありません。最近は予約票を作る必要があるのではないかと思われるくらい、昼間は常にピアノが鳴っているような状況です。


5歳からピアノを始めた娘は、今年で15年になりますが、やはり基本がしっかりできているので、音の質が違います。現在は、音大でさらにピアノを続けています。


しかし、隅にはおけないのはです。彼は36歳の時に独学でピアノを始めました。娘がスタートしたのと同時に始めたので、ピアノ歴15年です。よく考えたら子供の頃に7年しかやっていない私よりももうベテランということじゃないですか?!いや〜ウサギとカメのようですな。全く未経験だった彼、最初は楽譜を読むことすらできなかったんですが、その根性はものすごいものでした。どうせそう長くは続かないだろうと思って見ていましたが、ショパンのノクターン第9番、ベートーベンソナタ悲愴の第2楽章を完成させ、最近の取り組みはリストの愛の夢第3番。もちろん曲の速度はゆっくりですが、自分の気に入った曲をひとつひとつクリアしてきています。ピアノがおもしろくてたまらない様子。





ピアノを趣味にしている人の多くが「ピアノが私の人生を変えた」と言います。ピアノを弾いている時は無心になれますよね。そして一つの曲が完成したときに得られる達成感はすばらしいものです。何か自分に誇れるものをなしとげたいという思いで、生活にハリが出てきますよね。


ピアノを始めるには、年齢が若いに越したことはないのでしょうが、30代、40代から始めた人でも、練習次第でものすごく難しい曲を弾けるようになるということを証明してくれる人のYoutubeチャンネルをいくつも見つけました。


感心したのが、男性というのは、初心者でも初めから無謀とも思えるほど難しい曲を、根気よく1年でも2年でも続けられる人がいるということです。「XX歳からのピアノ」というキーワードで検索すると、たいてい難しい曲でヒットする人たちは男性でした。逆に女性で大人になってから始めた方は、しっかり順序良く易しい曲からこなしていく方が多いようです。興味深い傾向ですね。


これらのYoutube映像や夫の上達をみて、私も負けていられないと触発されました。



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