🎼 Granados - The Maiden and The Nightingale

🎼 Granados - The Maiden and The Nightingale 

RCM Level : ARCT 
List D - Impressionist Repertoire

Start : 1 May 2020
Finish : 20 July 2020
Total Practice Time : 11 Hours  57 Minutes

完成度:先生からの評価 63点ー自己最低記録!


Enrique Granados (エンリケ グラナドス)の作品を弾いたのはこの曲が初めて。娘が高校生の時にピアノの先生が薦めてくれた曲。初めてこの曲を聴いた時は鳥肌が立った。なんと美しく、情熱的でかつ悲哀感のある曲なんだろう。ピアノの先生ってやっぱりたくさんの曲を知っているんだなぁ。世の中にはきっと自分の知らない名曲がたくさんあるんだろうなぁ。

Granados はスペインの作曲家で時代はドビュッシーとほぼ同時期の印象派。今回弾いたのは彼のピアノ組曲 Goyescas (ゴイェスカス)の4曲目、The Maiden and The Nightingale という作品。英語ではこういうタイトルになっているが、スペイン語ではQuejas, o la maja y el ruiseñor、和訳では「嘆き、またはマハと夜鳴きウグイス」というタイトルになっている。この曲は「嘆き哀しむ」乙女を表現しなければならない。曲のほとんどは嘆きを現しているが、「嘆きの中に時折ナイチンゲールが見え隠れする様なトリルが入るのを意識して弾いてくださいね。」と、ど先生から指導された。終盤になるとついにナイチンゲールが登場。最後に鳥が乙女の嘆きを癒す様にさえずり羽ばたく様子を表現できているだろうか。

この曲は今の私のレベルではかなり背伸びをしてしまった曲だった。とにかく難しい。譜読みもシンプルではなかった。RCMはたくさんの作曲家の作品を満遍なく学んで行くことを推奨している。確かにこの方法だと、ひとりの作曲家の曲ばかりやっていては気がつかないことをたくさん学べる。グラナドスのこの曲はとにかく今まで見たことのないようなパターンの和音が多く、かなり苦戦した。約3か月に渡り合計12時間かけて練習したが、どうもこれ以上伸びそうにない。自分自身もこの曲にどうもクリックすることができなかった。先日のレッスンでの先生の評価は63点。「Gari さん、これ、Youtubeに載せるにはちょっとまだまだなんちゃいますか?」一応60点以上ならパスできるということにして、この曲は不本意ながらこれで良しとする。ど先生が、「また何年か経ってからやり直したほうが、もっと弾きやすくなっているかもしれない。そういう曲もあるんです。」と言ってくれたので、そういうことにしよう。他にもまだまだ弾きたい曲がメジロおしなのでね。ウグイスさんには去ってもらいます。

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