バッハに取り憑かれている

アーティキュレーションなるものを習ってから、バッハへの愛が加速度的に大きくなってきています。毎日のように夫に「あ~やばい~バッハに取り憑かれているぅ~」と訴える毎日。インベンションで2声、シンフォニアで3声、平均律のフーガで4声を経験し、声が増えるごとに譜読みの大変さを身に染みて感じます。まるで今まで使ったことのない脳みそのエリアを使っているような不思議な感覚。特に平均律のフーガに入った時には、とにかく譜読みに時間がかかり、指が思うように動いてくれなくて、この曲、本当にスムーズに弾ける日は来るんだろうかと思いました。右手で2声を始めから終わりまで弾いていければまだ楽なのでしょうが、途中から右手だけで3声担当する部分が入り混じり、目で見ている楽譜は左で2声弾かないといけないように脳みそに指令を送ってくるので、そのギャップを指に伝えるのに新しい神経経路をアクティベートしないといけないような感覚、わかってもらえるかなぁ。。でも弾けるようになった時の嬉しさはひとしおです。




ピアノを本格的に再開して1番の収穫はバッハを好きになったことです。弾けば弾くほどバッハの魅力にのめり込んで行きます。自然にバッハを練習する時間が圧倒的に多くなり、今年上半期でパスした曲もバッハだけで4曲。自分の知らなかった自分を発掘できたような嬉しさ。ピアノを本格的に再開しなかったら一生知ることのなかった自分です。



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