🎼 Bach - Well-Tempered Clavier I, Prelude and Fugue in C Major BWV846

RCM Level : 10
List A - Baroque Repertoire

Start : 22 May 2020
Finish : 26 July 2020
Total Practice Time : 12 Hours 42 Minutes

完成度:先生からの評価 70



インヴェンションで2声、シンフォニアで3声を勉強し、平均律で4声の練習に入りました。始めの頃はとにかく譜読みに戸惑いました。基本的には右手でソプラノとアルト、左手でテナーとバスを担当するのですが、場所によっては右手で3声を担当する部分があり、頭がついていきません。前にもちょっと書きましたが、今まで使ったことのない脳のエリアを使っているような不思議な感覚でした。この曲、スムーズに弾ける日が来るんだろうか?と思いましたが、練習を重ねていくうちにできるようになっていきました。最初の頃はひたすら和音の連続のように音を拾っていくのが精一杯でしたが、ど先生に、それぞれの声がメロディとして独立して聞こえるように弾いていかなければいけないと言われ、これもまた今までやったことがない技術で大変でした。まずはそれぞれのヴォイスを1つずつ弾くことで、頭に各部のメロディを覚えこませます。

何回目かのレッスンで、ほとんどミスタッチがなく弾き通すことができたので、これで今日は絶対パスできるだろうと思いきや、先生の評価は55点。「Gariさん、とっても一生懸命弾いてます。なのでメロディーが聞こえてこない。もっと余裕を持たせるためにはさらにこの曲に馴染まないと。」間違えずに弾ければ良いというものではないということを思い知らされました。

ある程度弾けるようになったら、テーマとなる部分が強調されるように意識して弾いていかなければいけないし、アーティキュレーションもつけたいですね。まさにカエルの合唱のようにソプラノの🐸、アルトの🐸、テナーの🐸、バスの🐸、みんなが主役なんです。私の演奏には🐸がいなかったんです。つまりどこがテーマかわからない。そんなこんなで約13時間の練習の末、ようやくパスさせてもらいました。まだまだテナーの🐸さんが弱いそうですが。いや〜楽しかったよ、バッハ。もっと平均律弾きたい!ますますハマっていきます。


 

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